「風」についてあなたはどう感じているだろうか?
天地の呼吸の現れと問絶えているか、それとも地球自転による派生作用と見ているのか?
カタカムナやエメラルド板の示す世界に触れ、肉体に隠されたコードを探している私です。
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「天地の呼吸によって万物・万象が生成されている」
という盛平の悟りですが、「天地の呼吸」として一番我々に馴染み深く、その変化を感得できるのが「風(かぜ)」ではないでしょうか?
「大気の流れ」として我々が日常 肌で感じられる「風」のことです。
東洋医学で六邪の中に「風邪(ふうじゃ)」があり、体調不良の初めのサインをおくってくれることからも私は「風」とうものに注目してました。
我われが四季の気候(環境)の変化に対応できるのも、人間が住んでいる地域の環境に適応できるのも「風」が必要な情報を人の五感を通して伝えてくれているからだと思っております。もしかしたら「六感を通して」かもしれないけど。
以前は人がその地の環境に適応できるのは「遺伝による情報伝達」のおかげだろうと思っていたんです。でも、ここ数年、毎年猛暑続きとなる日本の過酷な夏の環境に於いて私は「猛暑への身体適応」を自分の体を使い観察実験を密かに行なっておりました。
無理ない程度に、自宅に於いてはエアコン環境ではなく、窓を開け換気をよくし「自然の風」を浴びるようにしてみたのです。もちろん扇風機は使ってたし、猛暑で耐えられない日やその時間(10時~14時)などはエアコンに頼ったりしてたけどね。
その結果、猛暑も3年目になるとだいぶ体が慣れ適応してくることを肌で感じた。風が通る部屋ならば、別に扇風機の送風あれば わりと快適に過ごせるようになったのです。
ここで私は悟ったのです、遺伝じゃなくて「人の環境適応能力」の根源にあるのは「風が運び伝えてくれる環境情報なんだ」ということを。
盛平氏はこの季節で変わる「風」に「天地の呼吸」を感じていたようで、この季節で微妙にわかる風=天地の呼吸によって、「季節、その日その時に応じた生成が成されている」と考えていたようです。
合気の呼吸は「ここ」を目指しているのです。
天地の呼吸の変化による様々な生成、その場その時に応じた最適の生成 それを天地の呼吸に己の呼吸を「むすび」成そうとするのが「合気道」なんですな。
合気道の神髄は「造化への道」なのです。
その造化・生成の根源に「呼吸」と「むすび」があるわけです。
私が「風」に感じていたことも盛平氏が感じていたことと通じている気がして、ちょっと嬉しい気持ちでおります。
(つづく)