カタカムナや神代文字、上代文字言語の世界に触れ「日本語のヒビキの構造」の神秘を感じた後に「古事記の解読」へ入ると面白さ倍増でおすすめです。
私は「古事記」とは古代日本の叡智が神話の形で暗号化されたものだと考えているので今はその謎解き真っ最中ってことになります。
んで、身体覚醒~身体の神秘構造を探って「合気の祖・植芝盛平」氏の「むすび合気」の世界を覗いていたら~「古事記の解読」とちょうど重なる内容に入ったぞ!
ってことで、盛平氏が説く「宇宙の呼吸」「天地の呼吸」の世界の続きへ
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宇宙の呼吸・天地の呼吸と調和する「合気の呼吸」
これらの呼吸はすべてが「むすびの呼吸」だと盛平氏は説いております。
盛平氏は具体的に、これらの「むすびの呼吸」がどんな気(伊吹)の流れになっているかを解説してくれております。(ありがてぇ)
【ムスビの呼吸 】
「呼吸」が右に螺旋して舞い昇り、そして
(地→天に昇りあがる)
「呼吸」が左に螺旋して舞い降りる(天→地へ降り下る)
この螺旋の動き・循環が「根源の呼吸=天地の呼吸=むすびの呼吸」で、これと調和し融合した呼吸が「合気の呼吸」ってことになります。
盛平氏曰く、この螺旋の上昇・下降の働きに「むすび神」があり、この天地を繋ぐ循環こそ「天の浮橋」だというのです。
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更にこの呼吸は「むすびの呼吸」として「火(か)」と「水(み)」を結んでいるというのです!!
盛平氏は「上昇の呼吸(斥力)=高御産巣日神」と「降下の呼吸(引力)=神産巣日神」によって「火水(かみ)のむすびが生じている」と説いているのです。
「あーそうか!」私はこの盛平氏の解釈が核心を突いているような気がしております。
古事記の解読を進めながら「イザナギとイザナミの生成」が志半ばで終わってしまっていることや、なぜイザナギがひとり禊で生み出した「三貴子」を特別な存在としたのかなど気になっていることがここで一気に解けた気がしたのです。
(※このことについては「古事記の解読」で書いてゆきます)
それに、盛平が示してくれた右螺旋と左螺旋の「図」によって、
古事記やカムの力が示す「螺旋の向き」は「天御柱」に己が向きあった時の動きの方向と連動することがはっきりわかったのです。
通常の「右回り」「左回り」の概念ってのは俯瞰で上から見た時の円や渦巻きで示されますよね、でも「造化の力の渦(螺旋)」は「天御柱」と自分が向き合って創る流れなんです。
ただ、今我々が通常「右回り」「左回り」でイメージする「時計回り」「時計と反対回り」もその右螺旋・左螺旋の反作用として内蔵されてる様なんですけどね、これもイザナギ・イザナミのところで詳しく書いていこうと思います。
とにかく、今回は盛平氏のおかげで「火(カ)と水(ミ)のむすび」=「カミのむすび」が見えた事がとても大きな収穫となりました。
(つづく)