帰神法で神むすびに至った時、何が見えてくるのか?
人間は「肉体・精神・魂の三位一体」なのだから、意識面だけではなく身体(肉体)もカムアマ構造になっており、カムの力を発揮できるに違いない…とにらみ、身体覚醒の鍵を探している私です。
そこで出会ったのが合気道の祖:植芝盛平氏が説く「武産合気」の世界
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では、盛平氏の合気の動きの神髄が込められた「神楽舞」の続きへ
盛平氏が舞う「神楽舞」というか、そもそも「神楽舞」の本質は「帰神法」であり、神降ろしや神とのむずびを成すための術ですよね。
この「神とのむずび」が成された時、神(神霊)と繋がった人間はどのような状態・境地にあるのか、気になりませんか?
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本田親徳は「帰神の法を幽斎の法をいふ」と述べております。
帰神法とは「幽斎」に至る法(術)であるということですな。
では、親徳がいう「幽斎」とは何かというと、
”宇宙の主宰(天之御中主神)に感合し、親しう八百万神(宇宙の法則・力)に接す”こと・状態だそうで、ここに至ると過去・現在・未来問わずすべてが見えるというか通じることができるそうです。
何となく、アカシックレコード(アカシャ年代記)に繋がることができるっていってるようにとれませんか?
興味深いことに植芝盛平も神楽舞を踊る時、似たような状態になることを語っているのです。
盛平氏は笏板をもって神楽舞を舞うのですが、その時のことをこう語っております。
「笏板は一本の棒になり、透き通ってしまう。そしてすべてのことが明らかに眺められる境涯になるのです」
”すべてのことが明らかに眺められる境涯”ですよ!
しかも「透明な状態・存在に変る」っていうってますよ~
なんとなくですが、「上に次元に至り、下の次元を見下ろし・見渡している」状態なんじゃないだろうか、と思うております。
地球上にいると「地球の全体像」は見えませんが、地球から出て宇宙空間に自分を置いて、そこから地球を眺めると「全部見える」って感覚に近いのかな、と。
シュタイナーにしろ、盛平にしろ、こういった境地に至った人間がこれまでに「いる」ことは確かなようです。
(つづく)