山と野の神が生んだ対なる「霧の神」の御名が登場だよ~
◆カタカムナ第24首を詠む
声に出して、音を響かせ「ウタ」を現象化しましょう☆
【カタカムナ第24首】
アメクニサギリ モコロシマ
アメクニサツチ ソコソギシマ
タケヒワケ
声に出してみるとわかると思いますが
「アメクニサギリ モコロシマ」と「アメクニサツチ ソコソギシマ」で対になってる。
でも、まずは「アメクニサギリ」の意味をよみ解いておきましょう☆
◆「アメクニサギリ」一音一音の示し
- ア(感じる、生命、現象)
- メ(芽、目、思考、指向、渦の目)
- ク(自由に、引き寄る)
- ニ(定着、圧着、圧力)
- サ(差、遮り、現象の干渉)
- ギ(気、エネルギー、発生)
- リ(離れる、対向発生)
ここから音を連ねて「言葉」にして解読を
◆アメ+クニ+サギリ とは
「アメ」
=生命・現象(ア)の芽(メ)
=生命・現象の思考・指向性をもった芽
=生命・現象の思考・指向性をヒメた核
「クニ」
=自由に引き寄り(ク)定着・圧着(二)されたもの
=アメがクニした⇒「現象物」のこと
「サギリ」
=差(サ)によって分離発生・対向発生した気・エネルギー(キリ)
=咲き・割き+離 ⇒ 分離発生 界面を裂き発生
このままだと「ぼんやり」としか見えてこないので
日本神話の力も借りて解読しましょう☆
◆アメノサギリ=天之狭霧神
アメクニサギリ=アメノサギリ・クニノサギリ の2つを示している
とすると
アメノサギリ=アメが持つサギリの「力」・「エネルギー」
んで、これがどんなイメージかっていうと
「天之狭霧神」から想像しますと『山頂に掛る神聖な霧』だそうです。
天と地、潜象と現象の「界面」に湧く
境界の守護神みたいな存在らしい。
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だから、霧の中に入って「異世界を見た」って人が結構いるのも納得!
◆クニノサギリ=国之狭霧神
クニノサギリ神はアメノサギリ神と対になってる霧の神です。
山の神と野の女神の子なのだ。
天と国=天と地をさすので
たぶん「 国之狭霧神」というのは山(山頂)だけではなく
朝靄含め広く「大地に湧く」・「地上空間に掛る」霧のことかと。
霧に囲まれると「いつもと違う場にのまれた」感じありますよね。
「サキリ」=「神聖な霧」というのは
場に現象(姿を以って)として湧く力+存在エネルギーのことかも。
◆アメクニサギリ と アメクニサツチ
「アメクニサギリ」と「アメクニサツチ」で対になっているので
アメクニサツチの方の意味を解明することで
更に「アメクニサギリ」の姿も鮮明化してくると思われます。
場と一体化した力の状態(マカ)から、
更に場の一部なんだけど「場から分離して個として存在」する時
つまりは現象の間の中に「万物万象」として姿を現す時に
この「サキリ」のエネルギーが必要なようですね。
つづく