第80首までを一連の流れととると ちょうど中間にあたる第40首
なんか、40首は頭がグワングワンするウタで
今まで見ていたモノが見え方を変え始めるつーか…
綺麗に「まとめ」られないので
思うままに「見ていたことが、違って見えてきた」部分を
かき出してみようと思います。
◆カタカムナ第40首を詠む
声に出して音を響かせ感受しましょう☆
【カタカムナ第40首】
マノネカタカムナ イハサクネサク
イハツツヲ マチツラネ ミカヒハヤヒヌ
タケイカツチ タケフツノムスビ
何度も声に出して詠んで、
自分の中にどんなイメージが湧くか確かめてください。
◆「雷現象」と「潜象の力⇒現象発生」の相似象
雷現象&潜象の力から現象がどう発生するかを説いていると
私は解釈しました。
そう考えると、超古代日本人(仮)とされるカタカムナ人が
「雷」を単なるその場の現象としてではなく
その発生の根本原理を理解していたわけですから
”彼らには世界がどんな風な姿で見えていたのか?”
非常に興味をそそられます。
しかも”雷発生の根本原理が潜象から現象の発生の根本原理と「同じ」なんだよ~”ってとこまでの知識だったとなると マジで宇宙と交信(共鳴)していたんじゃないか、と。
私は第40首を深く解読するちょっと前に
カタカムナのウタの示しの流れから
「火」「水」「地核」とか気になり
その流れで「雷」についても現象原理を調べ始めてたんですよ。
⇓
その時、お世話になった「ゆっくり解説動画」
んでね、なんか「雷」って「この世界の力のカカワリ」の根本原理がつまってるじゃないかな~って感じていたところだったんです。
- 原子・電子レベルでのカカワリによる変異が大きな現象となって現れる
- 熱と電気&重力と原子に働く力の「カカワリ」
- ミクロ~量子レベルのカカワリが「現象を生んでいる」
っていう点でね。
電気粒子・電気素量が現象化の核だって
カタカムナ人は知ってたんですね、たぶん。
◆生命・現象は「イ・陰」からはじまる
カム界の「カ」からはじまり
ヒ・フ・ミ・ヨ・イときてやっと潜象粒子から現象粒子「イ」が出現する。
私がずーっと気になっていたことに
「イの音の示し」に「陰」が含まれていた事。
はじめの頃は「電気粒子=電子=負の電荷」って勝手に解釈して
だから「陰」なのか~とかボケた理解をしてたんです(^^;)
でも、生命・現象のはじまりが「陰」ってこと指してるよなぁ…って
薄々感じ取ってはいたのです。
何となくですが「生命のハジマリ=陽」であってほしい気するじゃないですか、
だから気づかぬふりをしていたんです。
でもね、この「潜象⇒現象」の境にあるのが「雷」で
ここに登場する日本神話の神々の名が示すのは
「火の神カグツチが誕生の際に母イザナミに死に至る大火傷を負わせ、
イザナミを死に追いやったカグツチへ怒りの剣を振り下ろした父イザナギ、
父の剣によって斬り殺されたカグツチの血から多くの神々が生まれた」
って場面なんですよ。
この場面にはとんでもない「重いもの」が何重にも重なり渦巻いているんですよね。
んで、死・怒り・悲しみ・無念 しかないんです、ここ(;;)
この神親子の悲劇からこの世界の「生と死」の宿命もはじまるし。
母殺し、子殺し、父と息子の確執
なんか聖書にもでてくる「人間が根本に抱える」闇というか恐怖というか罪の根みたいなものが…日本神話のここにも凝縮されて描かれてるよね。
だから「この世界って確かに陰からはじまってる」んやなと
妙に納得させられちゃいました。
◆ヒビキ=響き+ヒビの発生
第40首で注目しなくてならないのが
イカツチ ヒビキを「雷の響き=雷鳴」と解釈した私ですが
その後「ヒビの発生(キ)」「ヒビからエネルギーが発生」という意味もあるなと
気づかされました。
界面を裂く「キ(気・エネルギー)」の発生
そこにできる「ヒビ(割れ目、裂け目)」が根となって
カム界から無限の力を吸い上げてアマ界に供給している!
と読むと「マノネ」が更にしっくりきますよね。
ヒビや割れ目に見る「闇や影」というのは
なんかそういった不思議な魔力を感じさせます。
やはり「陰のパワー」ってブラックホール級に強いものを感じさせますね。
なんだか頭がグワングワンしてきたので
今、第40首を深追いするのは この辺でやめておこう。
(次回からは第41首へ)