では第63首の解読を進めていきます~
◆カタカムナ第63首を詠む
声に出して音を響かせ感受しましょう♪
【カタカムナ第63首】
ヘサカル カムミ ウツシツミ
ムネニ タナマタ オクソギ タナココロ ノセ
唄としては7・5・7・5・7音のリズムに近い構成なので
素直に「ヘサカル カムミ」を一まとまりとして解読を
◆一音一音の示し
「ヘサカル」
- ヘ(辺、辺り、縁、外側、外殻、~へ=方向・対象・帰着点)
- サ(差、遮り、現象の干渉)
- カ(根源の力、力)
- ル(留まる、湧きだす、存在する)
「カムミ」
- カ(根源の力、力)
- ム(無=無限、広がり、六方環境から、蒸)
- ミ(実、身、実体、光、生命力の実質)
ここから音を纏めて「ことば」にして解読を
◆ヘサカル+カムミとは
「ヘサカル」
向かう方向性をもって(へ)、カムのカの差・干渉(サ)によって
割かれ(サカ)湧き出し存在する(ル)
⇓
「カムミ」
カムのミ、無限の根源力から成る「ミ」
=カムツミ(ミ粒子)かなと思うのですが、
最近の私の中での「ミ」のイメージは
潜在潜象の「水」のような弾性・流動性をもつエネルギー態で
空間に広がり漂って、空間を満たしているものじゃないかと。
「ミ」のエネルギーの塊・物質化したものが「水」かな、と。
だから「カムミ」と「カムツミ」では少し状態に違いがあるわけです。
◆古語で読み解く「ヘ・サカル」
日本神話の「辺疎神(ヘサカル)」神の名義ならすると
海の奥から海辺へと離る(さかる)=遠ざかる(波の)力を指す感じなので
「中心から辺・縁・外殻へ向かう遠心力・拡散力」のことかなと思えます。
また「へ」が「重」の意味を持つことから
「重(へ)盛る(さかる)」という示しも見えてきます。
第62首の終わりが「アキツヒメ(織物の女神)」だったことを考えると
アキツヒメがカムミ(カムのミ・エネルギー)を蜻蛉の羽のように緻密な回路を仕込み
極薄のエネルギーの膜に織り上げ「重盛る」様子が見えてきませんか?
我々も「アキツ=現つ」、小アマ=小コスモスですから
アキツのヒメを内奥にもっているだけですから
「アキツヒメ」の神力(神業)を秘め以っているってことですよね!?
さぁ、実践の示しがはじまるよ~
(つづく)