ウツシのツミ、映し・写し・移し…現身(ウツシミ)
◆カタカムナ第62首を詠む
声に出して音を響かせイメージしましょう♪
【カタカムナ第62首】
ヤクサイカツチ ウツシツミ
ヒダリミギリノ タナカヒノマ アキツヒメ
ウツシツミは「ウツシのツミ」
では、読み解いていこう~
◆一音一音の示し
「ウツシ」
- ウ(潜象界面から生まれ出る・発生、出現)
- ツ(集まる、個々の、津々)
- シ(示し、現象、止=死、司る)
- ツ(集まる、個々の、津々)
- ミ(実、身、実体、光、生命力の実質ミ)
ここから音を纏めて「ことば」にして解読を
◆「ウツシ」の「ツミ」とは
「ウツシ」=映し・移し・写し・打つし・遷し
イメージはどれも「うつす」イメージですよね。
その根源にある動き・変化・カカワリはどんなものなんでしょう?
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ウ界面からアマ界に発生した(ウ)打つし出され・示されたモノ(ウツシ)
それはカム潜象界の「映し・写し」された「ツミ」だといっている。
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個々粒子+ミ粒子
カムミ・カムツミ
「ウツシツミ」はカムからアマに発生した「現象化粒子」のことでしょうね。
カム・アマ・マカの力を受け、個々の粒子が何回も何万回も何兆回ものカカワリを繰り返して「生命・現象」に成るわけですな。
⇒これを”生命・現象を生成する粒子”と見ることもできるのかな。
「古語」でみると益々「現象化粒子」って思えてくるんですよ。
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◆古語:現身(ウツシミ)⇒現津身
ウツシツミ…のツミって「大綿津見神(オオワタツミ)」とかの「津見」じゃね!?
と気になり 古語辞典を引いてみると
「ウツシ」=現し・顕し
「ウツシミ」=現身(現世に生きる肉体、現世で生を受けた姿)
「津」は上代語で「の」
大綿津見の「ミ」の音は「神霊」の意なんですって!
これらを考慮した結果、
ウツシツミ=現津身(実)という示しに行き着いた。
- 現象化・顕在化する実(ミ粒子)
- 現象化・顕在化した身(実体・物質・物体)
- どちらの「実」「身」にもカム意(神霊)が込められており、
- それはカム意(神霊)の現し・現象化なのです
日本語の一音一音が本当に強い力をもっている気がしてきた。
(つづく)