神生み篇の第二神以降の記述が不思議なのです。
縄文の数学・幾何学が示す真理に迫る智恵や、
古代日本語の神秘のヒビキ・ウタの示しに触れ、
今、更なる古代日本の叡智に近づくために「古事記」の解読に取り組んでおります。
では、「神生み」の第二神以降の展開を追ってゆきます~
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次に石土毘古神を生みたまふ。次に石巣比売神を生みたまひ、次に大戸日別神を生みたまひ、次に天之吹男神を生みたまひ、次に大屋毘古神を生みたふ。
次に風木津別之忍男神を生みたまひ、…(続く)
(「古事記」より)
上記の部分に登場する六神が一般に「家宅六神」といわれている神々なのですが、私は文の切れ方が気になるのです。
「風木津別之忍男神」は続く一文の中で「大綿津見神」や水戸の神々などと並び記されているのです。
私の見解では、
神生みの第一神から第六神の関係がこのようになっていて、
これで一つの纏まりなのではないか、と思うのです。
いうなれば、この六神を「家宅六神」としてもいいかも、と。
ただ「家宅の生成を司る神」とうよりは「宇宙=大アマ(アマ界)の生成・造化を司る神」なんじゃないか、と思っております。
その相似として「家宅(小アマ=人を包む空間場)の神」でもある、という感じではないかな、と。
「大事忍男神」=大きな・大いなる・偉大な「事」を成し遂げる強い信念・意志の神霊力(奥にある霊性~実・陽・左渦の力)
これが「造化(創造)」の第一(はじまり)に在るわけです。
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ならば一般に家宅六神の第六神とされている「風木津別之忍男神」も新たな造化の法則・枠組みのなかの「はじまりの意」を示しているのではないでしょうか。
一柱一柱の神の名を深く見つめ読み解いて行きながら、この問題の答えを探していこうと思います(‘~‘)ん~難解じゃの~