どんどん行こう~
古代日本の叡智に触れるために、いろいろと探索中の私です~
古事記が示す「神代物語」「神名」に込められた意図を探っております。
では、神生み篇の続きへ
既に国を生み竟へ、更に神を生みたまふ。
故、生みたまへる神の名は大事忍男神。
次に石土毘古神を生みたまふ。次に石巣比売神を生みたまひ、次に…(続く)
(「古事記」より)
では、第三神の名が示すものを読み解いてまいりましょう。
第二神の「石土毘古神」の「石=意波=大事忍神の造化の強い意志の分霊の発振」と前回読み解きましたが、その流れからいうと
↓
先の国生みにおいて生成された「国土成す嶋々」の「嶋」が示す「鳥が休む海中の丘」という部分と「巣」が繋がってくるのではないかと思われます。
「鳥=造化の神霊力+エネルギー(態)」のことだとすると、
国生みで生成された国土成す島々にやってくる「鳥が留まり雛鳥を育てる巣」を「石(いは)=意波」が形成するということではいでしょうか。
その「石巣」は「比売神=事物(生命・現象)⇔エネルギーの変遷・変換の神霊力場となる」という示しだと私はにらんでおります。
巣=生命を育む場(聖域)
ということは「我が家」というのも、もの凄い造化の間なわけです。
この自覚をもって「我が家」と接している人とそうでない人では、まさに「住んでいる世界(次元)が違う」レベルのことが起きているのかもしれません。
(つづく)