神世七代の第六代は非常に重要なことを示している二柱の神なのです。
カタカムナの解読や神代文字、古代の歌(あわ歌、ひふみ祝詞)に触れてから「古事記」の解読に入ることをオススメしている、私です。
では、神世七代の第六代の神の登場です~
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(「古事記」より)
非常に簡潔に書かれております(^^;
「おもだるのかみ」と「いも あやかしこねのかみ」の二神の登場場面っす。
第五代の神⇒第六代の神、この流れも重要な意味を持っていると思われます。
では、まずは第14の神「於母陀流神」の神名の示しを解いてゆきましょう~
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私が古事記解読用に買いました、
新版 古事記 現代語訳付き (角川ソフィア文庫)によるとこの二神というのは、
という解説があり、『男唱女和』の常理を示している とありました。
そのことを踏まえて、私なりに「おもだる」の音に当てられた一字一字に込められた意図を読み解いていこうと思います。
【於】
意味:(場所・時間・事柄に)於いて、なす・成す・為す、「ああ」(感情を表す)
語源:鳥⇒鳥の鳴き声の擬声語⇒感嘆を表す「ああ」
【母】
意味:もと、根元、物を生ずるもととなるもの
【陀】
意味:ななめ、平らでない、険しい、落ちる、破れる
語源:段のついた土の山+蛇=蛇のように曲がりくねった険しい崖
【流】
意味:流れる、広まる、ゆきわたる、伝わる、仲間、同類、求める
これらの文字の示しから「おもだる神」が何を示しているのかを考えてみる。
”すべてを生ずるもとである根元(一元・大玄霊・大深淵)に於いて生じた「感嘆の響き=造化を成そうとする意識・意志・希望」が上なる界から境界を破り、(意+エネルギーの)うねり・ゆらぎとなって下界に流れこむ”ことを表す神ではないだろうか。
それが「(女神を)讃美する言葉」の神格化の神だというのです。
これは「母なる造化への讃美」なのではないでしょうか。
胎内・胎児や植物の種子を包むワタのように、自らの内側で生命を育み「一体(全一)」状態から「分離」、そして新しい個体たる生命の誕生へ…という母なる造化構造こそ「根源(根元)」に感情・感嘆の波を起こした「造化への初動」ではないだろうか。
では、この讃美を受ける「阿夜訶志古泥神」とは一体なんでしょう?
(つづく)