何故、野の神だけ名を2つ持つのだろうか?
古代日本語(神代文字~上代語~祝詞・縄文歌)などに触れ、そこに示された智と日本語のヒビキの神秘構造に心を惹かれまくっている私です。
日本語のヒビキに真理が見えてくると、俄然興味と面白さが増してくる書物が「古事記」です。古事記に込められた「古代日本の叡智パズル」を解きましょう!
では、解読の続きを
次に木の神、名は久々能智神を生みたまひ、次に山の神、名は大山津見神を生みたまひ、次に野の神、名は鹿屋野比売神を生みたまふ。またの名は野椎神と謂ふ。
(「古事記」より)
野の神は神名が2つあるのです。
そこにどんな意味があるのでしょう?
まずは「ヒメ神」名の方から読み解いてまいります。
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「野(の)」というのは、どうやら「(天津)神の使いである 国を治める王の屋敷」であるようです。
更に「カ=根源の力」とよめば、屋は「屋根」の意味が強くなり
根源の力「カ」を受ける(造化機関たる地・土の)屋根なのではないでしょうか。
更に「もう1つの名」の方を合わせると、非常に興味深いものが見えてきます。
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ちなみに「椎=土が積もった小高い丘」という意味もあるそうです。
でも、ですよ、野が地の背骨であって…しかも同時に「野を打つ木槌・金鎚」だったとしたら…めっちゃ面白いもの見えてきませんか?
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「野」とは、「根源の力」を受ける屋根であり+造化機関たる地(ツチ)の背骨であり、更にそれを「能智の槌」で打ち 「根源の力を地のヒビキに変える」場だといっているんじゃないだろうか。
地球って体を丸めた状態にある巨大生命体なんすかね?
地表=地の背骨だとしたら、めっちゃ面白い構造してるじゃん。
外側を骨で多い、内側をヒビキで満たす構造なのかしらね。
(つづく)