嘔吐物の次は「屎」かぁ…
古代の智・古代日本の智に触れ、日本語のヒビキの神秘構造こそ真理の鍵とわかり「古事記」にて神名や地名、事のヒビキに込められた「叡智」を得るべく解読作業に勤しんでおります。
では、解読の続きへ
次に屎に成りませる神の名は波迩夜須毘古神。次に波迩夜須毘売神。
(「古事記」より)
嘔吐物の次は「屎=くそ」、つまり大便だよ~
病に臥せるイザナミ神の大便から生まれた神が「はにやす」の毘古・毘売神です。
一般的には「ハニ=埴」なので「土の神」とされているようなのですが、
火の神と祖神(母神)との因縁(縁)から生まれた神なので
「火×埴(粘土・土×水)」のカカワリが深い神なのだと私は解釈しております。
つまり、何が言いてぇかっていうと
「埴を焼くことで生成されるモノ、またはその火×埴の生成そのもの」を示す神霊力の神名なのではないかと。
「火×埴=土(粘土)を手繰り火で焼く」ことで古代日本人が生みだしたもの
- 土器
- 土偶
- はにわ
- 文字盤
- 祭器
しかも、その「火×埴」により生成は「波迩(近づける波)」の性質をもっているのです。「何に近づける波(波動)」なのかというと
”夜須(やす)”
夜=地の造化活動~その造化エネルギー(火)を指しており、
別の見方をすると「夜=造化機関”地”そのもの」つまり「地の意(意思・意図)」のことのようにも読みとれます。
そうしますと「夜須=地の造化のはじまりの声(地核の意の声・ヒビキ)」となり、その波動を持つ「火×埴の生成」なので…
超飛躍して読み解きますと「文明」じゃないか、と思うのです。
土器・はにわ・土偶・文字盤・紋様盤・祭器などは、古代日本人による「神の造化のウツシ」なのではないかと思うております。
神の造化のウツシ=人間の造化活動=「文明」ってことじゃないか、と。
埴を手繰り火で焼くことで「確固たる存在」を人は創造し始めたのではないでしょうか?
(つづく)