中に滌き(すすき)たまふ時に生れた神の名は…
日本人なら、真の日本人なら、心ある日本人なら、一度は「古事記」に正面からじっくり向き合ってみることを本気でおすすめしている私です。
では、解読の続きへ
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この後に、
中に滌きたまふ時に成れる神の名は 中津綿津見神。次に中筒之男命。
(「古事記」より)
では、ここに描かれていることをまとめておきましょう。
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ここで注目すべきは「中に滌きたまふ時」という表現の意図なのです。
この後に続く記述にはこうあるのです。
⇒『水の上に滌きたまふ時に成れる神の名は…』と。
この前には『水底に滌きたまふ時に…』と表現されてましたよね。
故にここは意図的に「水の中」という具象表現をさけたのではないか、と思うのです。
たぶん、水中(海中)は「海(水)の中ほど」という意味よりは、「ウミの内界・水の内界」を示しているような気がしております。
この二神のそれぞれの神名の解読へ~(つづく)