「ミトノマグアヒ」では「天の御柱」の重要性と
では、ここで「天之御柱」と同時に出現した「八尋殿」についてもよ~く考えておきましょう。
「美斗能麻具合・みとのまぐはひ」の流れから
+
⇓
+
こういった「二神と天之御柱による生成の力の渦(練り)」が見えてきました。
この時、忘れてならないのは「天之御柱」をイザナギ命・イザナミ命が廻る時、そこに在るのは「八尋殿=八紘一宇をウツシた神殿(空間・場)」なのです。
⇓
御柱と八尋殿の関係を描いてみる。
イザナギ命・イザナミ命の神世七代から「二極・対なる二元・陰陽の生成」がはじまると考え、「八尋=八紘一宇」を八卦の示しを借りて描いてみるとこうなる。
中心に在るのが「天之御柱」
これだと平面的だし、古事記はこの宇宙空間において「上下が在ること」を強く示しているし、「八紘も四方八方の空間の広がりを示す」ので、「立体」に直して考えてみる。
⇓
まず浮かんだのは「天地=上下」を基に描いたこのイメージ
でもこれだと「天之御柱」が筒=トンネル状になってしまうし、柱は「立つ」ものなのに「横たわって」しまう(‘~‘)
そこで、次に私の脳内に閃き湧いてきたイメージは「正八面体」なのです。
⇓
トートもピラミッドは地上に出ている部分と地下にある部分で「1つ」になっているっていってたから、「この宇宙(八紘一宇)の骨格構造の相似象=正八面体」なんだと思われます。
カタカムナ・ウタヒの中心図象の3種もこの形を示しているからね。
「正八面体」をピラミッドやカタカムナが示すこの「天地」方向で見た時、
頂点を内部で結ぶ直線(対角線)が3本存在することになる。
天之御柱=アメノミハシラ=アメノ(造化の)三柱
そう、八紘一宇空間を支える御柱は「三柱」あり、それは「造化三神」なのではないだろうか。
- 上下(天地)を結ぶ御柱=天之御中主
- 上下のピラミッドを繋ぐ「正方形」の対角線=産巣日の二柱
そして、造化三神が1つの形を示したものが
この正八面体の中に存在する「正四面体」であり、「天之御霊」なのです。
この世に生成される万物万象はこの「相似象」なので、人間でいうと「御霊=霊魂」になるかと思われます。
とにかく、この「八尋殿=八紘一宇(正八面体)」空間の中で「天之御柱」を回り廻る内向き・外向きの「左渦」「右渦」それぞれの4種の力と8面(8種に現れた根源の力)のムスビによって森羅万象が生成化育されているわけです。
(内向きの渦の力=引力、外向きの渦の力=斥力)