古事記の解読…めっちゃ面白くてハマる。
日本人の皆様にオススメしたいっす。
カタカムナの解読→日本語の音のヒビキ・歌文化~古神道の世界を通り、今は「古事記の解読」に乗り出している私です。
前回「見立て」のもの凄い生成力について触れましたが、その「見立て」の本領発揮ともえいる「八尋殿」の出現に迫りたいと思います。
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其の嶋に天降り坐して、天の御柱を見立て 八尋殿を見立てたまふ。
(「古事記」より)
まずは日本語の本質である「音のヒビキ」の確認から
”其(そ)の嶋に天降り(あまくだり)坐(ま)して、天の御柱(あめのみはしら)を見立て 八尋殿(やひろどの)をみたてたまふ”
「天上界と同質でる聖なる柱=天の御柱」に続き、「見立て」出現したのは
八尋殿(やひろどの)
一般にはイザナギ命・イザナミ命の天下・地上にける住居となる大きな神殿と認識されていますよね。
しかし!この「八尋殿」という字が示すのは単なる神の住居・神殿ではないのです。
私が「八尋」+「殿」で意味を調べ考察した結果 導き出した答えは
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”八紘一宇(この宇宙全体)をウツシた神殿”
そう「見立て」の造化は「ウツシ・相似象」による生成なのです。
更に「殿」が示す「神・天子が住む大きな建物=神殿」の意の外に、とても興味深い意の示しがあったのです。
- 物を打つ音
- 鎮める(神霊を安置する、霊魂を落ち着かせる)
そもそも「殿」の字は「台に座った人」+「手に杖を持つ」2つの象形から成っている。
つまり、「八尋殿」とは「ハ紘一宇(この宇宙全体)を振動させ音を響かせる杖(天の沼矛・零雷穂凝)を手に持った神霊(イザナギ・イザナミ)を安置する社」ってことなんです!
凄くないっすか、わくわくしませんか。
ここに鎮魂帰神とか心の神殿とかいろいろな暗示見えませんか?
造化の音(ヒビキ)が宇内に響き渡っているって示しに思えませんか~
(つづく)