相似象(ウツシ)の本となる「生成の像」を見つけた。
そういう事だったかぁ…見落としていたぜ~
古代日本の叡智の探究を進めている私です。古代日本語に触れ、日本語の音のヒビキに古代日本人の智恵が凝縮されていることに気付き 以来「日本の智」を追っております。
今やっと「古事記」の解読に着手って感じっす。
そう、オノゴロ嶋(おのころ嶋)について、面白い解釈を見つけたのです。
まずは、オノゴロ嶋の出現の記を確認してみましょう。
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故二柱の神、天の浮橋に立たして、其の沼矛を指し下して画かせば、塩こをろこをろに画き鳴して、引き上ぐる時に、矛の末より垂り落つる塩の累積り嶋と成る。是れ 淤能碁呂嶋なり。
(「古事記」より)
私はここの部分を「天空の浮橋に立ったイザナギ・イザナミが天之沼矛を下界の海に挿し下して 海水をコヲロコヲロと音を鳴らしかき回した」という風に読み取っておりました。
この時、私が「下界の海」で思い描いていたのは「地球の海」だったのです。
「塩」というのも「海水の塩分」のことだと思うておりました。
ただ…おのごろ嶋は二神の「国生み」で生成された「日本の国土の島々」とは別の存在であり、それが日本のどこにあるのかも不明である点が気になっておりました。単純に「潜象の嶋=神には見えるが人には見えない領域の嶋」かと解釈していたのです。
ところが!オノゴロ嶋(おのころ嶋)を現象界に実在する「嶋」だと指摘した解説を目にしたのです。
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Amazonのこの本の紹介ページに
〇淤能碁呂島は「自転島」の暗号でもあります。
地球は自転し、太陽の周りを公転します。
ミクロの世界では、原子核の周りを電子が回るように、マクロの世界もミクロの世界も回転しています。
トーラス構造です。
とあったのです!(他にも淤能碁呂島については興味深い解説がたくさんあったよ)
国生みの前に、イザナギ・イザナミ二神の生成の拠点として生成された「オノコロ島」が「自らコロコロと自転している島」だと考えると、答えは1つ。
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オノコロ島=地球
天の沼矛がかき混ぜていた「下界の海」というのは「宇宙空間(素粒子の海)」だったのです。
そして、オノゴロ嶋に降り立った二神によって立てられた「天之御柱」は何かというと
天之御柱=自転軸
ではないかと思えてきて、ゾクゾクしてきたのです。
だから「生成の根源に御柱が必要なわけか!」と妙に納得できたのです。
この世は全て「相似象」であるとすると、この世の生成根源にある「像」というのは、
- 淤能碁呂島が示す=自ら回転(スピン運動)する自転島
- 天之御柱=その自転島の回転の軸となる「自転軸」
これは地球も太陽も銀河も、原子も素粒子に於いても「基礎構造」といえますよね。
私は「天之御柱」は天地を繋ぐ中空の筒であって内部はカム界と繋がり、外部からはエネルギーを発する「柱」に見えるものだとばかり思っておりました。
この世のすべては「運動している」、つまり動いているわけですが
その中でもそれぞれの中心にある「御柱(回転軸)」は常に不動の主(御中主)」であるってことですよね!
中心の点(・)と自動・自転の軸となる中心の柱(l)の重要性がわかった。
(つづく)