本物はいつもBBAの想像を超えてくる…映画「ホステル」の上を行く
己の欲求を満たすだけに殺人ホテルを創ったホームズの手口に唖然!
アメリカの記録上最初の連続殺人犯
ヘンリー・ハワード・ホームズ(本名:ハーマン・マジェット)
をご存知だろうか?
BBAは今回こちらを見て初めてしりました。
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※プライムビデオで視聴しました
映画ホステルでのホステルは罠場で
実際のハンタークラブの活動はまた別の秘密の建物でしたが
こちらはもっと大胆で挑戦的です。
邪悪な天才ソシオパスの犯行手口をご覧ください。
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- アメリカの記録上最初の連続殺人鬼~ホームズ
- はじまりは「解剖」への興味
- 盗んだ遺体で保険金詐欺をはじめる
- シカゴ万博に合わせホテルを開業する
- 万博開催と共にホテルでは多くの血が流される
- 解剖を楽しむだけではなく、遺体を金に換える錬金術
- 完璧だった「殺人ホテル」の終焉
- こういったソシオパスが社会に存在してる
アメリカの記録上最初の連続殺人鬼~ホームズ
1896年シカゴ サウスサイド
豪華なホテルに警察の捜査のメスが入る
捜査に入った警官たちは
恐ろしい光景を目にすることに…
アメリカの記録上最初の連続殺人犯
ヘンリー・ハワード・ホームズが逮捕され
その驚愕の犯行が公にされると世界は騒然となった。
彼が建てた豪華なホテルの正体は「殺人工場」であり
ここで200人以上の宿泊客や従業員が殺され
解体され金に換えられ消されていたのです。
彼がいかにして「殺人ホテル」を創るまでに至ったのか?
はじまりは「解剖」への興味
ヘンリー・ハワード・ホームズと名乗りはじめたのは
彼がコイン・ドイルの小説「シャーロック・ホームズ」に魅了されたことから。
彼もまた自分のことのように小説内の犯罪者の心理を
読むことができたらかもしれない。
ホームズは殺人に手を染める以前から
小動物を殺し解剖していた。
彼の興味は「解剖」にあり、生き物の体内にあったのだ。
小動物から彼の興味は「人体解剖」へ向かう。
医学部に進んだ彼は解剖用の遺体を盗み、自分の実験に使うことを覚える。
更に彼は解剖実験後の盗んだ遺体を使っての錬金術を思いつく。
盗んだ遺体で保険金詐欺をはじめる
悪の天才による「自分の欲を満たす手口」は凄まじい。
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①架空の人物に保険金を掛ける
②解剖欲を満たすために大学から解剖用の遺体を盗む
③盗んだ遺体で解剖を楽しんだら
④損壊した解剖遺体を「その人物」だと偽り
⑤「事故死である」と主張し保険金を受け取るのです
犯罪心理学者によれば、
彼のこの行動はソシオパスの行動そのものなのだという。
ホームズはこうして若いころから悪質な詐欺に手を染め
ミシガン大学医学部を卒業後も
医学の道よりも保険金詐欺に注力することに決めたのだ。
自分が好きなだけ人体を解剖し、更に金を手にするために。
シカゴ万博に合わせホテルを開業する
大学の医学部を卒業した彼が
解剖用の遺体入手の為に選んだのが
「ホテル開業」という大胆な計画。
大学での遺体入手が難しくなったのホームズは
1893年のシカゴ万博に目をつける!
来場者は2700万人と予想されたこのチャンスに
彼は(殺人のための)ホテルを開業に乗り出す。
- 万博会場に近い土地を買い
- 3階建ての巨大ホテルを建造
- 設備は近代的で小売店や薬局も完備
ここでホームズは医師・薬剤師・建築家を兼任し
殺人がばれない完璧な自分の城となるホテルを完成させる。
ホテルの設計もホームズが行なったのだ。
一見すると普通の高級ホテルだが
細部まで緻密に計算された
チェックインしたら2度と出てこれない「殺人の城」だ。
万博開催と共にホテルでは多くの血が流される
シカゴ万博開催中の半年間で
ホテルの従業員や観光客の大勢が殺された。
- 大きな金庫に女性を閉じ込め餓死させる
- ホテルの部屋には窓が無く、ガスを使い深い眠りにつかせたり
- ホームズが目的ごとに細かく設計したホテルは迷路のようになっていた
- 死体はシューターで地下に落し
- 地下室の焼却炉で死体をもやし灰にする
燃やして灰にするほか、焼き残った遺体部分は石灰や酸に混ぜるなどして人間だった痕跡が残らないように徹底していた…
こうしてホームズは200人以上も殺したと言われている。
解剖を楽しむだけではなく、遺体を金に換える錬金術
ホームズが恐ろしいのは
「解剖」を密かに楽しんで遺体を秘密裏に抹消するだけではなく、
自分が殺した遺体から取り出した
内蔵や骨格標本を医学校に販売する
ビジネスまで手掛けていたのだ!
非常に希少だったため、高値で売れたので
ホームズは人体ビジネスで大金を稼いでいたという。
更にこのホテルでも若い従業員を使い
保険金詐欺を行っていた。
若く美人をスタッフに雇い、彼女たちに保険加入をすすめる。
上品でお金持ち、外見にも恵まれたホームズは魅力的で
彼に恋する若い女性は従順だったのだ…
ホームズの解剖欲求と金銭欲を満たすためのホテルは
3年も好調に営業をつづけていた。
完璧だった「殺人ホテル」の終焉
1896年ホームズは意外なミスから捕まることに…
「馬を盗んだため」に逮捕された。
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ここで彼のホテルに捜査のメスが入る!
そこで捜査員はこのホテルの闇を目にする。
馬の窃盗から、これまでの殺人がバレることに…
ホームズは27人の殺害を認め絞首刑となった。
(ホームズによる殺人の被害者は200人以上に及ぶと見られている)
もっとホームズについて知りたい方はこちらもあるよ
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「アメリカン・リッパー」
こういったソシオパスが社会に存在してる
教訓としては
「こういったソシオパスが社会に存在している」
ということを忘れないようにすることを学べた。
ホームズのように外見に恵まれ、賢く、上品で
お金まで持っていたら
その悪の素顔になかなか気付けないかも(--;)
現にホームズのソシオパスな素顔には誰にも気づいてなかったわけだし。
重婚生活もしていたようなので
口が上手く、魅力的で、マメな人だったのかもしれない。
どこまで器用やねん!
キラキラした人たちは大きな闇を持っている…そんな気がしてきたBBA私です。
ホームズのこと知って変なフィルターがより濃くなってしまった。