同じタイトルの映画を立て続けに見る不思議な感覚(浮遊感に似ている)
2004年作の「サイレント・ワールド」も観たのよ。
こっちの方が事態は深刻です。
◆映画サイレントワールド~あらすじ
地球の近くを通る彗星の天文ショーを観ようと
楽しみにいていた地球の人々
ところが小惑星と衝突したことで
彗星の軌道が変わり、地球に向かっていることが発覚!
ベルリンのアメリカ大使館に務めるトムは
要人の脱出サポートの任務に従事する中
愛する妻と幼い娘と生き別れてしまう。
彗星衝突により49億人もの人々が消えた地球
甚大な被害と激変した環境
3年後⇒残された人々は、太陽の光が遮られ氷河期となった地球で
なんとか生き延び新連邦政府のもとで暮らしていた。
ところが新連邦政府に不穏な報告が届く
消えたはずの発電衛星ソルスター・ツーによる
マイクロ波ビームによる「破壊攻撃」らしき事故の報告が!
調査をしたところ
何者かがベルリンで発電衛星の制御装置を動かし
新連邦政府の拠点を狙っていることが判明。
連邦政府はさっそく調査チームを派遣
トムはベルリンに残した妻子を探す為、この調査チームに参加
調査の途中、何度も攻撃を受け
なんとか逃げ込んだベルリンの地下で
生き延びた人々の集団を発見
彼らは「博士」と呼ぶ人物の助けにより
死の街と化したベルリンで3年も生き延びてきたという。
地上から救助隊がくることを信じて…
今、ベルリンで何が起きているのか?
何が行なわれようとしているのか?
調査隊が「博士」に辿り着くと…
※ここからネタバレ有の感想いきます
◆発電衛星という建前の軍事兵器衛星
さらっと流され気味の情報ですが
発電衛星ってだけじゃ研究費でないんで
「軍事攻撃能力もつけるよ」ってことで
開発されたってところがリアルで怖い(><)
宇宙からのマイクロ波ビーム攻撃できる軍事兵器の完成や!
ってことで、今まさにその危機が残された人類に襲いかかろうとしているわけです。
我々が「便利さ」を享受している
身の回りの現代技術も
なんだかんだいって軍事技術から発展・応用モノが多いもんね。
しかし、この攻撃力・破壊力は
残された人類に光を取り戻すために使うこともできるのです。
やはり技術も道具も知識も
「使う人の志や倫理観が大事」ですな。
それで向かう方向が大きく変わっちまうもの。
◆やっと再会できた家族
彗星衝突、地球と人類が半分滅亡し
まさに「絶望」の中
あの時に生き別れた2つの家族が
それぞれに再会を果たします。
再会の形は違えと
やはり止まっていた時間の中にいた人たちは儚くて(;;)
トムは「妻が残した手紙」を通して
彼女の気持ちに3年ぶりに触れるのですが…その後がとても切ないっす。
◆それでも地球は回っている
人類の脆さや絶望感に比べ、
地球は平気な顔で今までと変わらない感じで
ひょうひょうと「ただそこに在る」感が壮大でした。
地表が氷河期になったところで
別に地球そのものは変わらないのです。
「ただ在りつづける」その強さを感じた。
この地球のひょうひょうと生きる感じの生命力が
我われにも備わっているんすかね?
すべては相似象だし。
明日はどうなるか誰にも分からないので
今を大事にしなくては!
家族もイマイマに大事にしたいっすね。
手紙が時空を超えて人を繋ぐってことがわかった。
古代の人々が色々と書き遺してくれたのも
時空を超えて交流するためだったのかな。