どんなに凄い武器を科学・技術の進歩によって造っても、空を征しても、「戦争は土の上で決まる」この将軍の言葉が全てではないだろうか…
この戦いが「実話」だなんて…信じられないほどです。
原作はこちら
【映画ホース・ソルジャー~感想】
まるで戦国時代の戦場のようだ!
馬に乗って敵陣に乗り込んでいく…刀や弓を銃に変えて。
これが2001年9月11日のテロ事件直後のアフガン戦争における米国特殊部隊の闘い方なのか!?と、「信じられない」という驚きいっぱいです。
たぶんCGなどではなく、ほぼ実演、荒野での撮影にて
戦闘シーンがとてもリアルに描かれています。
空爆なのに地上に設置された爆弾の爆発にみえるのは私が無知だから、
本当に空爆の爆発とはああいうモノなのか…
”米国特殊部隊12名をまとめる大尉と、北部同盟の将軍の言葉が心に刺さる”
そんな映画です。
空爆の偉力によって「我々は空を征している」という米国大尉に
アフガンでの戦いを共にしてから将軍が「戦争は土の上で決まる」と言ったのはズシッときた。
空からどんなに爆弾を落とし、命を奪い破壊しようが
戦争というのは最後に戦場のその地に生きて立ち続けたものが勝利を決める、と。
将軍が「我々は戦士だ」といい、敵であるタリバンもまた「戦士」で
『ここの戦士たちに死に対する恐怖が無い、戦いで死ねば天国に行ける、寧ろ喜びだ』と語る言葉も重い…
他にも「今日は同朋・兄弟でも、明日はわからない、明日は敵かも」という言葉、
戦火が消えない人類の闇の根源を突いているような気がする。
ペテン師としたたかで口の上手い権力者やずる賢い私利私欲の塊人間が大規模急増中な気がしなくもないのが、マジ怖いところ…
世界全体が平和に仲良く、歩み寄り理解し合うには
「多くの血」が流れ、大地に滲みこみ過ぎているのかもしれない。
だからこそ、自分の身近な「平和」な環境・日常を大事にせねば。
感謝とともに。