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【映画】イライジャ・ウッド「マニアック」~感想:これが本当のマザー・コンプレックス!

 

マニアック(字幕版)

イライジャ・ウッドが幻覚と現実の間をゆらぎながら

女性をつぎつぎに襲って頭皮を剥ぎ取っていく殺人鬼を演じております…

私的には「これこそ、マザーコンプレックス!」となった作品

 

 

日本でよく使われている「マザコン」にずっと違和感があり

この殺人鬼を見て、

マザー“コンプレックス”とはいかなるものなのか?

がスコンッと理解できた気がしているBBA私です。

 

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私がこの皮剥ぎシリアルキラーに触れたのは

イライジャ・ウッド版が初なのですが

ジョー・スピネル版で見た方も多いかも?

マニアック(字幕版)

 こちらの方が衝撃映像が多いかも?

 

イライジャ・ウッド版はカメラがずっと彼の目線のまま進んでいくので

彼の精神状態に寄った描き方がされています。

だからこそ私も本当のマザー・コンプレックスを知ることができた。

 

 

映画「マニアック」あらすじ

ロスでマネキン修復師をしているフランク

気弱でおとなしい青年に見える彼には秘密があった。

 

彼はマネキン倉庫と修復作業場の奥に部屋をつくり

そこでお気に入りのマネキンに囲まれて独り暮らしている。

 

小さい頃のトラウマから

生身の女性を愛せない彼は

美しい女性を見つけては

後をつけ惨殺し、その頭皮を剥いで持ち帰る…

 

部屋で待つお気に入りのマネキンに

剥ぎ取ってきた女性の頭皮頭髪を被せ

服を着せ理想の彼女をつくり一緒に寝ている。

 

だが、彼は満足できない。

彼の理想の女性は彼の今は亡き母だからだ。

美しい母親の美しい髪をとかすのが好きだったフランク少年。

その母は酒と薬に溺れ

いつも家に男たちを連れ込み

幼い息子をクローゼットに閉じ込め

男たちと裸になり乱れていく。

フランクはそんな母の姿をクロゼットから覗き見て育ったのだ。

 

時には深夜の街の片隅で

下半身をあらわにした母と男が

行為に及んでいることも…そんな母を見つめるフランクは

母に追い返されいつも孤独だった。

 

大好きな母の周りにはいつも男たちが

群がり、自分は母の目につかない場所に置かれていたのだ。

 

母が亡くなり、本当にひとりになったフランク

精神薬がないと酷い頭痛と幻覚に襲われ、

自分がマネキンになっていく恐怖にのみこまれてしまう。

 

フランクの中では2人のフランクがせめぎ合っていた。

そんな不安定な彼の前に

フランス人写真家のアンナが現れ

彼のマネキンに興味を示しふたりは親しくなってく。

 

フランクもアンナに惹かれはじめ

理想の女性を見つけたと思ったのだが…

 

マザー・コンプレックス×シリアルキラー

数多くの殺人鬼を見てきた(?)BBA私ですが

今回はいつもとちょっと違うタイプでした。

 

西洋の思想なのか?

宗教上の関係かのか?

父親に「男として」、「自慢の息子として」認められない

まま育った少年がその不安と恐怖と脅迫観念を

幼い子どもや少年少女や女性や老人など

自分より弱い者たちへの支配・征服欲・性欲に向ける傾向が多かった。

 

父親に存在を認められない、その「不安」が精神歪ませていくようだ。

誰かの命を手にしている時や支配・征服している時に

自分が大きな存在に感じられたり至高の興奮に包まれるんだろう。

 

そういった意味では

今回は母親への偏愛・執着が殺人鬼を生み出していた。

深く見ていくと、やはり「母の身体を求める男たち」への怒りや嫉妬も色濃いので

“男として認められなかった”という感情が大きいようだ。

 

彼は母に誰よりも愛されたかったし、

毎晩男たちと乱れ狂う時間も自分に使ってほしかった。

「誰よりも母を愛している僕」ではなく

母を本当に愛しているわけではない獣のような男たちを

母が求めるのか…怒りがうねりながら大きくなっていた。

 

母の身体をむさぼる男たちを見ながら

少年の中に「母と自分」の男女の関係も見えていたのかも??

 

男と交わる母にいつも邪魔にされ

存在を拒否されてきたので

フランクは女性に拒否される前に先に殺してしまうのでしょう。

また、美しく男を惑わす女を殺すことは

母への復讐であり、同時に母を奪った獣男たちへの復讐でもあったのかな。

 

美しい母の髪の記憶

クローゼットで覗き見た母の乱れ髪

だから女性の髪に執着しちゃうんでしょうね。

 

音楽の使い方がいい!

この映画は音楽がいいです。

サスペリアとかに通じるものがある。

 

音楽によりグッと画面の中に引き込まれるし

どういう背景があってそんな状況なのか

感覚で掴みやすくなっている…これが映画音楽の力か!? 

 

個人的にはこの辺の映画×音楽が好き

 ⇓

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1980年版との違い

 

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イライジャ・ウッド版はカメラにより映し出される映像が

ずっとフランクの目線のものであるため

1980年版の方が「物語全体」を理解しやすいようです。

 

またアンナvsフランクの部分も

ラストも微妙に違っているので両方見た方がいい作品です。

 

1980年のフランクは「時計じかけのオレンジ」の

アレックスに近いものを感じますが

イライジャ・ウッド版のフランクは自分の内側にある

分裂した自分による葛藤が凄い。

 

1980年のフランクが幻覚を超えて覚醒した殺人鬼になるのに対し

2012年版ではフランクの中に残る「罪の意識を感じる部分」により

殺した女性達の幻覚にのみこまれてしまいます。

 

大都市なのに助けを呼んでも誰もいない恐怖

1980年版はニューヨークが舞台で

今回のリメイクではロスが舞台と

どちらも大都市の中でも超巨大都市なのに

フランクに追われている女性が気が付くと

周囲には他に誰もいないんですよ(><)

 

地下鉄の駅でも

街の中に逃げても

「助けて、誰か~」って叫んでも

誰もいないの…人影がない

 

フランクと女性しかいないんですよ!!

 

このあまりの状況の連続に

「これはフランクの幻想??」

と、思ったほどです。

 

でも、都会の夜の街ほどこういった恐怖が実際にあるのかも。

誰もいないし、誰も助けてくれない…

 

ザコンとマザー・コンプレックス

日本で言う「マザコン」は

マザー・コンプレックスという言葉から派生しているようですが

意味はだいぶ違うんじゃないでしょうか?

 

お母さんめっちゃ好き!という息子

お母さんといつも一緒で仲良しな息子

これはマザコンだけど「マザー・コンプレックス」ではない気がします。

 

ザコンは母親への素直な愛情に見えますが

マザー・コンプレックスは母親への愛情・執着がもっと歪んだものじゃない?

フランクみたいに母に愛を受け入れてもらえなかったからこそなる気がする。

 

でも、どっちにしても

子供の頃の親との関係が子供の精神に及ぼす影響大きいですね。

 

では、また~☆

 

 

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