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【深夜映画部】チェンド~感想:オイディプス王のような親子の因果を描くジェニファー・リンチ監督作

今週のお題「最近見た映画」

チェインド (字幕版)

9歳幸せに暮らし、その後9年間鎖につながれ監禁されて生きた少年の話

その数奇なる運命に隠されていた

オイディプス王」のような親子の因果に驚く…

 

 

 9年間両親と幸せに暮らしていた少年が

ある日突然、母と一緒に凶暴な男に拉致られた…

そこからの地獄の9年が描かれている

チェインド (字幕版)

チェインド (字幕版)

  • 発売日: 2016/04/20
  • メディア: Prime Video
 

 

いろいろと切なくなるお話です。

 

 

映画チェインド~あらすじ

鬼才デヴィッド・リンチ監督の娘

ジェニファー・リンチが描く極上のサスペンス・スリラー

 

鎖につながれ汚れた姿で

汚いベッドで泣く少年

 

彼は8週間前まで両親と幸せな生活を送っていた

ごく普通の9歳の少年だった。

 

パパに車で送ってもらい

ママと映画館で大好きなホラー映画を見てご機嫌な一日を過ごしていた。

パパが「危ないから、帰りはタクシーで」とママにタクシー代を渡し

忠告していたこともあり、ママとティム少年はタクシーを拾い帰宅することに。

 

映画館を出て

すぐにタクシーを捕まえることができ

母と息子は映画館での楽しい時間の余韻に浸っていた。

 

ところが

目的地を過ぎてもタクシーは停まらない!

運転手に抗議した母は殴られ気絶…

母子はあたり一面何もない田舎のポツンと一軒家に連行された。

 

太った中年のタクシー運転手は

母を車から降ろすと

暴れる彼女を暴力で押えつけ

家の中に運んでいった…

その光景をティムはひとり残された車内から

泣き叫びながら見ていた。

 

母と男が家の中に消えた直後

母の叫び声が響き渡る。

 

しばらくして、男がティムの元へやってきて

家の中に連れていかれ

「ママとはもう会えない」と母の死を告げられ

少年は男の家の奴隷となって働くことになった。

 

暴力と飢えによる支配

家の掃除に食事の用意、

新聞の行方不明者の記事を切り取りスクラップ帳へ貼ること、

そして男が女を連れ帰ってきてははじまる惨劇の

後始末の手伝いをこなす日々がはじまった…

 

一度男が出かけた後に

屋根裏部屋から脱出をはかったが

男に見つかり、以来ティムは足に鎖をつけられ拘束されている。

 

男による監禁生活も9年経ち

ティムは18才になっていた。

 

この男(連続殺人犯のボブ)とティムの間には

不思議な関係が生まれていた。

暴力と恐怖による支配は変わらないが

ふたりの関係は少しづつ「父と息子」の様な感じを見せ始める。

 

ボブは父親の暴力が支配する家庭で

酷い虐待を受けて生きてきた過去のトラウマから抜け出せないでいた。

 

ある日、昔の父親と自分のような親子をタクシーに乗せたことから

過去の記憶のフラッシュバックが激しくなる。

 

そしてボブはティムに「無知な人間になるな」と云い

人間について学ぶための本を伝授する。

人間の脳や身体の仕組み、行動などすべてを学ぶよう命令する。

人の解体方法や縫合方法を身に着けるように…

 

ボブはティムにも自分と同じことをさせようとしていた。

女を知り、女を始末することを。

ティムが望んでやるようにしたかったようだ。

 

ボブが連れ込んで惨殺した女たちの遺体を

地下に埋葬し始末してきたティムだが

彼女たちを埋めた土の上には必ず「お供え」をする優しい少年のままだった。

 

そんなティムなので「僕はあなたとは違う、あなたのようにはならない」と

ボブの申し出を断ったが、怒りに震えたボブはある新聞記事の切り抜きを見せてくる。

 

「お前の父親は再婚して幸せに暮らしている、もうお前の父親は俺だけだ」

そうボブはティムに怒鳴り叫んだ。

 

そして、ある日を境にティムの鎖は外され

更にボブは父親が息子を一人前の男にするような態度を示してくる。

 

9年間殺人鬼と共に暮らしたティム、

酷い虐待のトラウマを抱えすべての怒りを女性にぶつけるボブ、

2人が親子のような関係に近づくほど

残酷な運命は速度を上げて彼らの背後に忍び寄ってきて…

 

オイディプス王の悲劇のような親子の因果

幸せな9年間と地獄の9年間を経験した少年が

どんな大人に成長するのか?

ここが注目ポイントとされていましたが

私は「オイディプス王の悲劇」のような親子の因果や運命に

なんか圧倒されました。

 

父親の殺し、

母との交わり、

子の親殺し、

 

全部が入っている…

ボブとティムが二人でひとりの「オイディプス王」なのです。

かわいそう…特にティム

 

ボブの父親の狂気が

彼の死後もすべての家族に未だに影響を及ぼしている。

 

唯一の救いは9年間の母の愛

幸せな9年間の記憶を吹き飛ばすような

その後の地獄の9年間

 

ボブとティムの違い

それは「ティムが知る優しい母の愛」にあった気がします。

そのことが同じ地獄の虐待生活の中にあっても

父(養父)と同じ狂人になるか聖人でいられるかの違いになった。

 

聖人っていうよりは仁義誠に近いかな。

正義のためには悪を討つ覚悟はあるからね。

 

無条件に母親から注がれる無償の愛って

めちゃくちゃ尊い力があるんだなぁと思いました。

母を大事にしよっと。

 

ジョン・ゲイシーのような殺人鬼ボブ

 シリアルキラーのジョン・ゲイシーを知らない方は

こちらの実話映画をどうぞ

ジョン・ゲイシー Gacy

ジョン・ゲイシー Gacy

  • 発売日: 2019/10/25
  • メディア: Prime Video
 

 

ITのピエロのモデルになった人物とも言われている。

 

車で夜の街をうろつき

獲物を自宅に連れ込み

自宅地下に死体を埋め

石灰をまくところまで同じだぜ~

 

何でボブの家は悪臭や蛆虫が湧かなかったのかしら??

 

体格も風貌もにているから不気味…

ただ、ジョンのターゲットが若い男性だったり

母親とずっと仲良く同居してたのでちょっと背景は違う。

 

ジョン・ゲイシーは若い男への性欲と支配欲で動いてたけど

ボブは「すべての怒りを女性に向けるため」やってたからね。

 

解放されたティム少年はどこへ向かうのか

すべての親子の因果から解放され

監禁生活からも解放されたティムは

これからどんな人生に向かっていくのでしょうか?

 

エンドロールに流れる

その後のティムの生活から察するに

行動は「ボブに似ている」ように思えました。

 

帰宅後にこれまでは呑まなかったビールを飲んでいたし

ボブと生活していたときのリズムで生活音聞こえた気が…

 

でも、ボブのように

自分のこれまでの人生や運命を呪って

他人に怒りをぶつけることは無いように思います。

 

母の愛を知っているし、

最後には「自分を助けようとしてくれる」女性2人に出会えたから。

たぶんその出会いは交差する一時のモノだけど。

 

いい人もいるし

自分を心配して手を差し伸べてくれる人もいる

それを知っているだけでだいぶ違う気がします。

 

18才になったティムが

「いつだってやめられる」の私のお気に入りの

もじゃもじゃさんに似ててビックリしました!

いつだってやめられる 7人の危ない教授たち

 

左から2番目の人

 

しかし、父も凄いが娘も凄い監督だぜ~

最後の最後までハラハラしました。

 

では、また~☆

 

 

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デヴィッド・リンチ:アートライフ(字幕版)

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