サバイバル能力がめちゃくちゃ高いアボット一家。
子を守ろうとする親心・行動に熱い涙がこぼれる作品。
「音を出してはいけない」そんな状況で1年以上も過ごせるだろうか・・・。
公開時に映画館で観たかったけど
見逃してしまった作品をAmazonプライムで鑑賞できました~♪
私の想像と違った方向に話しのメインが置かれてた作品です。
「音を出したら怪物に襲われる」そんな世界でのサバイバル&バトルの
お話かと思っていたら テーマは「親子愛」でした!
とにかく両親が子供を守るために頑張る映画っす。
そして子供を守るためになると一気に戦闘能力の上がるママにも注目っす。
思春期の娘と不器用な父の親子愛が特にグッとくるよ。
親子だけではなく
子供たちもお互いを守ろうと頑張るし
パパとママのためにと勇敢に行動します(;;)
色々感想が湧いてくるのですが
見どころや印象にのこったところを書いていきます。
- 2020年謎の宇宙生物に捕食される人間たち
- 手話とサバイバル能力で生き延びる一家
- 末っ子の死で深い悲しみに囚われる家族
- 極限状態の中で妊娠した母と壮絶な出産
- エイリアンと一家の最後の闘いがはじまる
- 私の考察①極限状態での妊娠について
- 私の考察②音に反応する視覚なきエイリアン
- 私の考察③特定の周波数・音に弱いエイリアン
- 私の考察④リーガン~エクソシストの少女と同じ名
- 私の感想:父と思春期の娘は難しい
- まとめ:どんな状況でも希望を持って生きる強さが欲しい
2020年謎の宇宙生物に捕食される人間たち
映画は謎の宇宙生物にだいぶ人間が
喰われ尽くしたところからはじまります。
突如やってきた宇宙生物たちにより世界は壊滅的状態。
人間がどんどん食べられているのです。
彼らは「音に反応する」というコトはわかっており
音を立てるとものすごい速さで目の前に現れ
人を喰らうのです。
彼らがものすごい速度で人間を捕食していったせいで
彼らについて調べたり対抗策を練る間も無く人々が
すごい速さで消されていってしまった。
つまり宇宙生物がどんな生物なのか?
情報はほとんどなく「音に反応して襲ってくる」
ことしかわかっていないのです。
- どれだけの個体数がいるのか
- どんな生命体なのか
- 弱点は何か
- なぜ人を襲うのか
- なぜ音にだけ反応するのか
科学者や国家機関が調査する間も与えず
人々を捕食しまくるモンスターたち。
手話とサバイバル能力で生き延びる一家
街からは人が消え、静寂の街には風の音だけ。
そんな中、廃墟のようになった街にアボット一家が
食糧や生活品調達にやってきます。
アボット一家は手話で会話をしながら
父のサバイバル知識・能力と家族の結束により
この壊滅的な状況の中息をひそめ生き残っていたのです。
長女のリーガンの聴覚障害のため
一家は手話での交流がもともとできたことと
父がサバイバルから無線から機械改造まで
何でもできる男ってところも一家が生き残れた要因に見える。
末っ子の死で深い悲しみに囚われる家族
食糧量調達に立ち寄ったスーパーで
末っ子ビューが欲しがったけど
父に「ダメだよ」と取り上げられた
スペースシャトルのおもちゃをリーガンは
みんなには内緒で弟に渡してしまいます。
しかしそのおもちゃが出した音で
末っ子ビューは家族の目の前でモンスターに襲われ
食べられてしまいます。
この時から
リーガンは「弟の死は自分のせいだ」と自分を責め続け
思春期にさしかかっている少女の心は
いつしか両親からも責められていると思い込むように。
もう一人の弟マーカスと自分では両親の愛情に差を感じるように・・。
パパは娘に対して「弟の死はお前のせいじゃないよ」と
言い続けてはいるのですが
常に『家族を守る』ために必死で大忙しなのです。
娘の心と深く向き合い彼女の心を救ってあげるだけの余裕がないのです。
極限状態の中で妊娠した母と壮絶な出産
エイリアン侵略から89日目に末っ子ビューを無くしてから
1年以上も音をたてず生活をして生き残っているアボット一家。
しかしなんと母が臨月を迎えようとしています。
音を出しちゃいけない中で出産が迫っている。
映画を観た多くの方が
この状況での妊娠・出産という夫婦の判断に驚き!
「嘘でしょ!」って私も思った。
出産時に声も音もたてず
医師も助産師も設備も無く
一体どうするの??
普段の食事とかでさえ
食器を洗うことの無いように
でっかい葉っぱをお皿にして食べているのに・・・。
そんな私の心配をよそに
エイリアンが間近にせまるなか
たった一人で出産する母の姿が!!
エイリアンと一家の最後の闘いがはじまる
どうにか音をたてずに生き延びてきた一家ですが
やはり奴らもどんどん敏感に一家の気配に気が付いているようで
母の出産を気に決戦の夜がやってきます。
ここからは
一家の頭の良さと勇気と家族愛をしっかりと見届けて欲しい。
お父さんがホントにすごい(;;)
母に「子供たちを守って」と頼まれ
その約束を守り抜きます。
- 父の愛
- 父のサバイバル能力
- 父の機械技術
このすべてが離れていても家族を最後まで守るのです。
母もこの最後の闘いでは覚醒します。
めっちゃ強い!
そしてリーガンも!!!
なんだこの一家(^^;)
是非家族の戦いっぷりを見てください。
私の考察①極限状態での妊娠について
私は突如臨月姿で登場した母にびっくりしながらも
「奪われた末っ子を取り戻したい一心なのかな?」
と勝手に想像して納得していました。
でも、もしかしたら
生命の危機だからこそ
本能的に子孫を残そうとしたのかもしれない。
絶望と恐怖の中で
夫婦が希望を持つには必要だったのかもしれない。
ともっと説明できない思いや本能からの無意識に
突き動かされたのかもしれないと思うようになりました。
生まれた赤ちゃんが泣いてもいいように
しっかり蓋付の赤ちゃんベッドに酸素マスクを
準備もしていたし覚悟あってのことでしょう。
音を出せない状態での出産を私は心配したのですが
それよりも生まれてからの赤ちゃんが声や音をたてないように
する方が何倍も難しい・・・。
というコトは
この一家は必死にエイリアンの情報をパパが集めていたし
いつかはヤツらに怯えない暮らしを手に入れると確信していたのかな?
本当に強い家族だぜ。
私の考察②音に反応する視覚なきエイリアン
このエイリアンの形状がね
最近よく見るスタイルなんですよね(^^;)
宇宙人の容姿にも流行りってあるんでしょうか?
ヴェノムの目がないバージョンだった。
寄生獣の頭部が花開きして人間に食い掛かる感じとかも出てくるし。
でも気になったことは「人間」に形状が似ていることです。
外殻からのぞく生身の方も
なんか人間の血肉を感じるし
背骨が合って長い手足があって頭部にでっかい口がある。
移動手段も基本的に「走る・歩く」みたいだし。
何よりも奴らの耳と思わしき「内耳」が
人間の耳と同位置にあるんだよね。
人間と宇宙生物のハイブリッドなのかもしれない。
農作物は食い荒らさないし
街を壊しまくったりはしないのに
「音を出した人間」にだけ襲い掛かって喰うんだよね。
自然界の音には反応しないのです。
もっと謎なのは人間のだす小さな音には反応しないところ。
どんなに静かに行動してもたってしまう小さい音はセーフなのよ。
私の考察③特定の周波数・音に弱いエイリアン
もうここがすごい疑ってるんですけど、
この突如現れ人間を食い殺した宇宙生物たちって・・・
地球で生まれた科学生物なんじゃないっすかね?
どこかで密かに創られた生物兵器か
新しい人類となる原型だったりして!?
そんでもって音で制御されて施設で飼いならされてて・・・
宇宙生物という割には
地球で暮らしやすそうな形状だしね。
銃で撃たれると血みたいな体液が流れるし、
頭を打ち抜かれると死んでしまう。
私の考察④リーガン~エクソシストの少女と同じ名
これは偶然なんでしょうか?
ホラー映画故に敬意をもって「リーガン」にしたのかな?
でもリーガンの名に恥じない「強さ」を持た少女なんですよ。
最後の覚醒した表情とかすごいし。
リーガン!!
強い子!!
私の感想:父と思春期の娘は難しい
本当はわかっている。
大きな意味で家族の絆があることも。
でも思春期の娘と父はどこか「敵」になっちゃうのだ。
父が本当は悪くないことも
自分がイライラしているせいってことも
わかっているけどムスッとしちゃうのだ。
世のお父さんたちには
大きな心でそっと見守ってほしいと思う。
なんとなく
年頃になって体が大人になりはじめることで
近い遺伝子とかからないように
生物としてプログラムされているんじゃないかと思っている。
まとめ:どんな状況でも希望を持って生きる強さが欲しい
この一家は若い夫婦に幼き子供たちですが
対照的に生き延びた老夫婦も出てきます。
新しい命をも抱える一家と違い
ここまで生き延びていたのに
奥さんをエイリアンに殺された老人が
くだす判断がまたコントラストきつめ・・。
唯一の家族を失ってひとりになったとき希望は絶望に。
希望がないと人は生きられないのかも。
希望がないと悲しみに飲み込まれちゃうよね。
「家族の生き方」を描いた映画でした。
両親を大事にしよっと。
では、また~☆