米国版の貞子=サマラはなかなかスマートに画面から出てくるよ。
もちろん日本版も見ているホラー好きなプロ独女みつまるです。
このポスターのように出てくるシーンは無く
割とズン、ズン、ピーン!と出てきます。
では、映画部感想日記いくよ!
- 驚き①米国版貞子はどこでもドア使う
- 驚き②特殊能力者というより悪魔的あつかいの少女
- 驚き③サマラ本人が「呪いは永遠に続くの」と言う
- 驚き④呪いのビデオは「この世とあの世を繋ぐもの」
- 文化・思想の違いで作品の表現が大きく変わる
驚き①米国版貞子はどこでもドア使う
色々驚く部分があったんですが
なんと米国版貞子は「どこでもドア」持ってるの!
(エンドロールバックに確実にドラえもんの「どこでもドア」じゃん!な映像あり)
割とチラチラどこにでも出現しちゃう。
特に鏡越しにチラチラ存在を示しちゃうのよね。
原作者が日本人ということで
ドラえもんの道具が登場したのでしょうか?
それとも「モンスターズインク」しかり
「インシディアス」の赤い扉しかり
西洋文化・思想の中では「ドア」って重要な意味あるものなのかも。
境界線か??
驚き②特殊能力者というより悪魔的あつかいの少女
一番の驚きは超能力・特殊能力の研究している教授と
研究に協力している能力者の女性とその娘設定が
アメリカ版だと教会・司祭・悪魔憑きっぽい設定になっていること。
充分欧米でも超能力でいけるやん!
なぜにすぐ教会や悪魔にもってちゃうんだ??
あのクソ鬼畜司祭も自分が極悪非道なことしといて
サマラのことを悪魔呼ばわりしていたので
人の恨みや怨念よりも「悪魔」の方が圧倒的に恐怖の対象なんでしょうね。
ネット社会になって
映像のコピーも簡単になって
人にデータを送るのもポチっとすればOK。
というコトで
サマラの呪いがネットの拡散力も利用しちゃって
ものすごい速度で広がっていきます。
まるで新型ウィルスのようです。
驚き③サマラ本人が「呪いは永遠に続くの」と言う
サマラのすごいところは
自分のために泣いてくれようが
自分を救うために必死に頑張ってくれようが
「呪いをやめない」ことです。
もともと「呪い」までいった念に「赦し」など無いのです。
「呪い」とは相手の改心や反省を求めてはいないので。
真心や相手を想う心も「呪い」までいった念にとっては関係ないのです。
こういったことがストレートに描かれています。
サマラが復活するために受け皿となる相性のいい肉体を探していたってのも
実にエクソシストちっくだわぁ。
ヴィジュアルもどこかメーガンに通じるものがあるからね。
驚き④呪いのビデオは「この世とあの世を繋ぐもの」
でた!
このマーターズのクソばばぁ教団と同じや!
※こっちのが精神的にダメージは少ないです
※ベイビーオブマコンとか見ても平気な方はこちらをどうぞ
私には全然わからない感覚なのですが
西洋文化・思想や欧米では
「死後の世界がどういうものか」
あっちとこっちをつなぐ人やモノを通して
死後の世界を覗きたがるんですよ!!!
悪趣味やで。
そもそもそんなもの「死ねばわかる」じゃん。
生きてる間は行く必要ないんだから。
大学生がこの呪いの映像をものすごい発見とか
すごいモノとして興奮気味に話すのが一番ゾッとした。
文化・思想の違いで作品の表現が大きく変わる
こういった面でとっても楽しめました。
恐怖の感覚がまるで違うよね。
超能力系の色を強くしちゃうと
どうしてもスキャナーズ寄りになっちゃうのかな?
表現が科学よりになってしまうのかも。
日本のホラーも見直そうと思った私です。