お屠蘇=正月(元日)に飲む 祝い酒の日本酒
という認識でここまで来てしまった無知BBA私です(;;)
違うやないか~!!!
そんなに御節も正月も色々なしきたりも
張りきらない家育ちなもんで…
今の今まで正式な「お屠蘇」のこと知らなかった(滝汗)
しかし!
今、たった今「お屠蘇」について知りました。
”正月に飲む祝いの宴の日本酒”のことではなく、
ちゃんとした薬酒なんですね(^^;
ということで是非 もうすぐ迫った来年の正月には
正式なお屠蘇を飲んで
家族の無病息災・不老長寿を祈願しましょう☆
◆お屠蘇とは
邪気・悪鬼を祓い 無病息災・不老長寿を願って
一家の年少者から「薬酒」を飲む正月習慣。
【会津漆器 会津塗】木製 屠蘇器 おとそセット 溜塗り 雅 松竹梅 漆塗り うるしぬり 天然木 お屠蘇セット 新松クリ足 銚子 盃 四つ揃
屠蘇器で頂くのが正式な作法らしいよ。
年少者から順に小盃・中盃・大盃と独り3回飲んでいくものらしいが
1つの盃に3回に分け注ぎいれ、3回に分け飲んでもOKなんだって(略式やで)
そもそもは3種の薬酒を1杯づつ順に飲んでいたらしく、
だから三つ重ねの盃が正式な屠蘇器なんですな。
お屠蘇を頂く(飲む)時は何やら「文句(唱え)」があるようですが
私の勝手なおすすめとして
①自身の無病息災、②家族の健康長寿、③家の益々の繁栄
を1口飲むごとに心の中で祈願~イメージすれば「OK」としたいね。
◆お屠蘇(薬酒)の作り方
お屠蘇の作り方はとっても簡単!
「屠蘇散」という5~10種の生薬・漢方から成るものが
ドラッグストア等で売られているそうなので大晦日までに準備して
↓
※ネットでも500円程で購入できるよ
んで、こちらの「屠蘇散」を日本酒やみりんに漬け
5~8時間ほど生薬成分を抽出したら完成!
大晦日の夜に準備して元旦に飲めばOKだね。
「屠蘇散」の多くがティーパックとか出汁パック形式の小包装になっており
そのままポンと日本酒(日本酒+みりん)に入れればOKになっているよ~
準備が面倒だな…って方には「既にお屠蘇」も売ってるよ~
↓
◆気になる「屠蘇散」の中身
なんでも中国の薬草学古書「本草網目」によれば
- 赤朮
- 桂心
- 防風
- 菝葜(サルトリイバラ)
- 大黄
- トリカブト
- 赤小豆
という処方らしいのですが、
↓
- 山椒
- 防風
- 白朮
- 桔梗
- 細辛
- 乾姜
などを配合した漢方薬なんだそうだよ。
トリカブトとか物騒なものは入っていないんだぜ~ご安心を。
寒さ厳しく風邪などで体調を崩しやすい時期だから
身体を内から温める生薬多めな感じですね(^^)
お酒が飲めない方や 慣れない複数の生薬が不安なかたは
「生姜湯」とかをお屠蘇にみたてて、
家族の無病息災を願って飲めばいいんじゃないかな。
大事なことは「その行いの意味・意図を知り、イメージすること」さ。
日本はとても呪術活用上手な国で、イメージすることで現実化を起こすよう
たくさんの仕掛けが習慣・風習に練り込まれてるのよ。
(つづく)