「ヒ」の音のヒビキが示すモノはカタカムナに於いても最重要とされてました。
「カ⇒ヒ⇒フ⇒ミ」ときて「カミ」の力が示されますからね。
カタカムナの解読(一周目)に続きまして、
潜象の力を活用するための「身体の覚醒術」を探る新たな探究を進めております。
巷では「潜在意識には凄い力(現象化の力)がある」などといわれていますが、
肉体にも同様の神秘の力が込められていると思うのです。
神の設計による肉体の真の力の解放法があるはず…と。
そこで出会ったのは合気道の祖・植芝盛平氏の「合気=むすび」の世界です。
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植芝盛平氏が説く「合気」というのは「武産合気」であり、
そこに「産巣日神の神霊力」との繋がりがあるということに触れてきました。
どうやら盛平氏は「古事記」が示す秘術の核は「むすび」にあるとしていたらしく、
造化の根源力=「むすび」であり、「むすび」により万物万象が生成されていると。
上記に紹介した本の中で、とても気になる日本語(古語)に出会いました。
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古来より”王権の継承を「ひつぎ」という”のだそうです。
これは「霊(ひ)継ぎ」のことで、
神代からの王家(天皇家)に伝わる「霊(ひ)」というのは
「産霊(むすび)」の秘術を行うことで継承されてきたというのです。
「ひつぎ」という言葉・音のヒビキが示すもの
どうやら「天照大御神」の力(血)・意の継承の意味合いが強いらしい。
ということは「火・日=光と熱」が「ひ継ぎ」の核にあるのかな?
ちなみに「ひつぎ=棺」も「霊継ぎ」からきているらしく
死者の霊魂が引き継がれて生きていく為の特別な入れ物(器)なのだそうだ。
天皇家にしても出雲国造にしても「ひつぎ」の秘儀が行なわれていたことに注目したい。「ひつぎの儀式」は確かに存在いしているわけです。
植芝盛平はそれが「むすびの秘儀」だと感じており、
なんと自らの身心の覚醒をもってそれを得たようなのです!
盛平の「霊継ぎ」を起こす「むすび」というのは、天照大神よりも
造化三神~神代七世の神々と繋がることを重視している。
これから盛平が見た「むすび」の秘儀の世界を私も覗いていこうというわけなのです。
そうして「古事記」に込められた秘術を解読してやろ~というわけっす。
(つづく)