映画「最強のふたり」は大好きで何度も観ている作品
いつみても二人の関係や生き方に背中を押される気がしている。
この実話を基にした映画の「本物のふたり」のドキュメンタリー。
映画はほぼ二人の関係をリアルに表しているが
ナイジェリア出身の移民アブデルは
スラム街の黒人青年「ドリス」へと設定が変更されている。
映画でふたりを演じた俳優たちや監督も登場し
どうやって映画「最強のふたり」がつくられたのか?
その背景もわかるドキュメンタリーになっている。
↓
映画「最強のふたり」の実際のふたり
ドキュメンタリーには本人である
富豪フィリップと彼の介助人アブデル、
映画の監督、ふたりを演じた俳優2人が登場する。
ふたりの現在の様子と
映画がどのように創られたのか
このドキュメンタリーで見ることができる。
富豪フィリップは現在モロッコ在住
アブデルは10年以上彼の介助人を務めたが
今は「友達」として親交は続いている。
アブデルがモッロコにきて恋をし
結婚に向かう彼をフィリップが送り出したようだ。
(※このことはドキュメンタリーで触れられていない)
今もふたりは映画でみたあのままに
「人生を楽しんでいる」ようだ(^^)
映画よりももっと実際は「やんちゃなふたり」だったようです(^^;)
テレビじゃ言えないこともある…って感じよ。
監督の言葉:「社会階級を越えて仲良く」が主題ではない
映画「最強のふたり」はどのような思いを込めてつくられたのか?
冒頭で監督が語っている。
↓
「観客に問いかける映画なんだ」
見る人によって
映画の問いかけは変わるってことだろう。
心が振動する部分が違うのかも?
ただ、きっぱりとこうも言っている。
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「社会階級を越えて仲良く、が主題ではない」
「アブデルの"墜落"が2人の出会いのはじまりで、
その結果 彼の人生は大きく変わる」
映画でアブデルがモデルのドリスを演じた俳優オマールも
「出会いによって人は動かされる」
「人生とは出会いそのものだ」
ってこの映画に参加し、振り返り興奮気味に語ってた。
フィリップが語った言葉
私がドキュメンタリーを観ながらφ(..)メモメモしたもの
↓
①人は過ちを犯し、その代償を払う
首から下が麻痺するきっかけとなった
パラグライダーの事故当時のことも語ってくれた。
「着地の高度が低すぎ、致命的なミスを犯した」と振り返る。
自己は自分の初歩的なミスのせいだと語った。
自分の過ちだったと認めたうえでフィリップはこの言葉を言った。
”人は過ちを犯し、その代償を払う”
②不平を言ってないで、笑顔で人を魅了しないと
誰かが寄ってきてくれるのを待つんじゃなくて
自分から笑顔で相手に向かっていくんだって教えてくれた。
不平を言ってても、人が離れていくばかり
事態が好転するわけもないんだから
笑顔で人を魅了しないと人生損だというのだ。
③対立よりも、人間は元々弱いんだから支え合うべきだ
彼が事故にあって自分の弱さに気が付いて
そしたら「人間はみんな弱い」ってことにも気が付いて
そして出た言葉。
自分が弱いことを認め、
他の人も同じように弱い存在って思えたら
確かに支え合おうと自然とできるかも。
でも、みんな鎧をきて必死に闘って生きているからなぁ(逆に向かっている)
④人生は難しいものではない、本質的に冗談のようだものだ
チェーホフは「かもめ」を喜劇だという。
ある人には悲劇に見えることも、他の人から見れば喜劇だったり。
人生は壮大なコメディなのかもしれない。
フィリップはこの言葉に続けて
「だから楽しめばいい、制限なしに」って言ってたよ。
⑤無分別に頼ると痛い目に合う
だから人を見る目が養われたのかも。
いろいろな出会いの中でもアブデルは特別だという。
フィリップにとっては「悪魔の守護天使」なんだって(^^)
真っ白い天使に見える人よりも
実は汚れや傷みを知る 悪魔の守護天使のような人のが
心フラットに安心して対等に付き合えるのかもね。
アブデルが語った言葉
”人と同じであることが正常なのか?”
”俺は俺であり続ける、それが正常さ”
フィリップは彼のことを面接ではじめて見た時から
「高貴な魂を目に宿していた」と表現している。
ふたりに密着し、ふたりの出会いを映画で見せてくれたオマールも言っている。
ふたりが出会った時
アブデルの目に「首から下が動かせない車椅子の富豪」への
同情の色は一切なかった。
そもそも「首から下が動かせない車椅子の富豪」という認識もなく
ただただ「目の前の男」という目線だったように思える。
私もドキュメンタリーを見て感じたが
彼は人を「上下」で見ていない。
自分より上か下かという考えがそもそもないのか
強固な「自分」があるからなのか?
とにかくフラットなのだ。
だがひとたび友となり、身内となると
自分と同じくらい大事にする面も持っている。
確かに「魂が高貴」って意味がわかるわ~って思った。
「同じ哲学を持っている」と感じる人
フィリップ曰くこれがアブデルにピンときたところらしい。
目を見て、その人の言葉や行動をよく見て
「同じ哲学を持っている」と感じる人と出会えたら
笑顔で声かけないとね。
人生を変える出会いかもしれないもの。
同じ哲学かぁ
私の持つ哲学は散らかってるからなぁ・・・
散らかった哲学の人見つけたら
声かけよっと。
では、また~☆