だんだんと「量子論」が説く法則性がミクロの世界に限ったことじゃね~ぞ~ってわかってきたところで、我々の日常生活に対する影響を見てゆこうではないかっ
無知な私に「量子論の世界」を優しく案内してくれる良書
⇓
超流動や超伝導という現象がボース粒子化×ボース・アインシュタイン凝縮によって起きるということを知ることができるのも「量子論」のおかげですよね。
このように「物質の性質」を追う物性物理学にとって量子論は欠かせないものとなっているのです。
⇓
んで、この物性物理学における「量子論」の功績で我々にも身近なものに『半導体』があるわけなんす!
⇓
「量子論」によって、”個体の電気的な性質の違いが論理的に説明された”
ということが「半導体」に繋がる功績なわけっすな。
「導体」「不導体(絶縁体)」「半導体」がどんな構造でそうなっているのかをバチン!と論理的に説明してくれたってことやろ?
【個体の中の電子の状態】をこれまで見てきた「量子論」に照らし合わせてみると⇒”結晶構造になっている原子の中では電子のエネルギーはいくつかの「エネルギー帯」と呼ばれる範囲の値だけを取る”ことがわかった。
⇓
エネルギー帯同士の隙間(ギャップ)が小さい結晶程 電子はエネルギー的に高い状態に移りやすい
⇒その結果”原子核から離れて自由に動き回る電子になる=電気が流れる”
ということが見えてきたってことですな。
更に、「半導体×少量の不純物」(混ぜること)によって
⇒”電気的な性質を自由自在に変えられる”ってことも明らかに!!
こうして我々の日常を激変させたマイクロエレクトロニクスやIT革命の大波が各種の「半導体部品」の製造技術に支えられ起きたわけです。
現在の我々の便利な生活(電気機械・IT依存社会)は量子論のおかげで生み出されたといってもいいのかもしれない。ミクロの世界の研究がマクロ的支配力をを創造しちまったっていうんか~怖い話にはいってきた~
ミクロの現象がだいぶ大きな波となってマクロ界に影響及ぼしているんじゃないかい?
この点を踏まえ、次なる「奇妙な現象」を見ていく~
(つづく)