「え、これまでの科学・物理はそう考えてたの?」という私個人的な驚きの展開へ
無知な私に「量子論の世界」を優しく案内してくれる一冊
では、これまでのおさらいとその続きへ
①ボーアの量子条件
⇒②ド・ブロイの「電子を波と考え波長を求める」
⇒③電子の波を表すシュレーディンガー方程式
⇒④シュレーディンガー方程式の波動関数Ψの絶対値に注目し「確率解釈」を導き出したボルン
⇒⑤ボーアたちの『コペンハーゲン解釈』
ときまして、
”電子などのミクロな世界の物理法則がこれまでの物理法則とは違うルールに支配されていることがわかった”(←ここが1920年代の話)
ここで発見された「ミクロ世界を支配する新ルール」というのは、
ミクロの世界の物質は、それを「波である」と考えることで、その振るまい(動きやエネルギー)などを求める事ができる。
【Ⅱ:確率】
私たちが電子を発見する場所は”サイコロを振って決められるかのように”確率的に決定される。(確率解釈)
⇒※「私たちは電子を発見する場所を確率的に知ることができる」という方がより今まででわかったことを正確に捉えているんじゃなかろうか?
んで、この「新たなルール」、特に『確率』には科学者・物理学者たちから反発の声が上がったのです。
「確率(確率解釈)」に異議を唱えたのは
アインシュタイン、ド・ブロイ、シュレーディンガーなど錚々たる顔ぶれでした。
私としては「i (虚数)」が示した虚界(潜象カム界)の干渉、複素数の波の実態を置き去りにしたまま「現象界側だけ」で解決しようとしたから「確率でしか測れなくなった」んじゃね?と思っているので、
「今は我々に見えていないが、そこにも確固たる法則性が存在する、その追及を確率で逃げてはダメだ」というアインシュタインの意見にほぼ同意っす。
無視した部分により、「?ボックス」が大量発生したまま進むと
どんどん見える世界が狭くなってしまうんじゃないだろうか?
でも、まー「?ボックス」がどんどん増加しつつも
真理に迫っている感もあるんだよなぁ…不思議、摩訶不思議。
「なんだかわからないけど、そうなってる」で
「i界」の干渉・作用を軽く受け流せば「全体像」は見えやすくなるってことか?
そんなことよりも、私が驚いたのは確率解釈に『異議あり』の主張の柱が
”確率などという原理を物理学の中に持ち込むと、物理学はもはや「決定論」ではなくなってしまう”というものなことなのです(@。@;エッ)
「決定論」(?-?)
今の時点では「高確率でそうなる」という認識かと思うておりました。
この世界に「絶対はない」んじゃね~の⁇
今の場・環境条件が安定している基では「ほぼ確定」ってだけじゃないのかね。
宇宙全体・この世界は「不確定」で満ち溢れているように感じるのは私の勘違いか?
科学者・物理学者にとって物理法則は「絶対の法則」である、あるべきってことだとすると、世の中の「現実=科学的証明・根拠を基にする」って思考姿勢はかなり視野を狭め 実際に人々に起きている現象に対しても盲目にさせてるんじゃなかろうか?
これまでに置き去りにして放置してきたたくさんの「?ボックス」が
色々と作用して我々の理解を超える現象を多数生みだしてたり…するんじゃね?
ということで、次回はこの「決定論」を詳しく追ってみます。
(つづく)