マクロ界というか「我々界」とでもいうのでしょうか?
電子とか極微の存在の物質波ではなく、我々の身近なところの物質波を見ていこう~
無知な私に量子論の世界を優しく案内してくれる1冊
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私たちの周囲にあるような大きな物質が持つ波(物質波)は
- その波長があまりに短すぎて、
- 而も波が収縮しているので、
波としての性質が明確に現れてこない、ってことでしたよね。
では実際にイメージしてみましょう。
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物質が持つ波(運動する物質が持つ波)=物質波は
ド・ブロイの式で「その波長」を計算できる、ので
※P=物質の運動量として計算する
これを用いて、野球のピッチャーが投げるボールが持つ波長を計算すると
⇒10の(-33)乗m 程度になるんだそうです。
0.000000000000000000000000000000001m
(※0が1,2個多いか少ないかも…汗)
この大きさがどの程度かというと
”原子の大きさ(10の-10乗 m)の「1/1兆」の更に「1/1000億」程の極微の波”
だそうです(どんだけ小さいんや~)
では、「投げたボール」ではなく、「運動する人そのものの物質波」でも計算してみましょう!
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体重70kgの人が秒速10秒で走っているとします(速っ)
この時「走っている人の持つ物質波」は、
10の(-36)乗m 程の波長の波となるようです。
つまり、ここで覚えておくべき重要なことは
”物質の質量が大きくなるほど、物質波の波長は短くなる”
ということと、それに加えてもう1つ
”物質波は波長が短くなる程 波の広がりが小さくなる”
という特徴を持っているってこと!
そう、我々のような大きな物質・物体・エネルギーの塊の世界では
物質波の波長は小さく・広がりも小さく=広がらず1ほぼ点に収縮してる様な状態
なんだってよ~
P=運動量=質量×速度だから…質量が「零」なものはどうなんや⁇
例えば意識とか思考とか「目まぐるしい脳内変化=脳内運動」はどうなんやろうか??
まーでも電子の物質波と我々の物質波の違いがイメージできたので先に進もう。
なんか「質量」が大きい程、不自由な気がしてきたなぁ。
電子の自由な動きに憧れる気もなくはない。
(つづく)