観測器が放つ光(光子)が電子にぶつかると波の収縮が起きる為、
電子の波を「ありのままに見る」ことは不可能だとわかった。
無知な私に「量子論」の世界を優しく案内してくれる一冊がこちら
↓
「観測」の影響はどこまで作用するものなのでしょうか?
まずは「ファインマンの思考実験」により、わかったことから確認を
”「観測」という行為が、観測の対象物に少なからぬ影響を与えてしまう”
ミクロの世界の小さな物質の場合には、「見る」ために当てた光によって、物質の運動に大きな影響・作用を及ぼしてしまうため その対象物を「見る前の状態(見えない時の状態)」を「ありのまま・そのまま」に見ることができない。
では、マクロの世界に於いてはどうなんだろう?
私たちが物体を観測する時「見る」という行為を通して確認する。
私たちが普段この世界を観測している手段は「目で見る」こと。
「目で見る」という行為も、物体に当たって反射した光を目(視覚)で受信し、情報を脳内で映像化しているわけですよね。
物体が反射した光が目を通して視細胞を刺激し→生じた電気信号が脳に伝わり意識に上ることで「目の前の現象を見る」ことが成立している。
つまり、マクロな世界においても我々が「見る」ためには
自ら光を放つ物体を除いて”必ず光を対象物に当てる”ということが必須なのです。
光源の影響も受けるし、自ら光を放つ「太陽」だって全然ありのままに見えてねぇのに~(;;)
マクロな世界の物質に光を当てても、物質の質量が大きいので位置や運動に大きな作用は起こさないでしょう。しかし、「ありのままの姿」の保証はないわえけかぁ。
こう考えてみると、私たちが「見ている」「見えている」世界ってのは
本当にあらゆる可能性の重なり、広がりの中の「観測」によって収縮した一点なのかもしれないと思えてくる。
なんとなく、思考がグルグルしだしたので今日はここまでとしよう…。
(つづく)