量子論への寄り道もだいぶ間が空いてしまいました(^^;
が、私の探究はずーっと続いており、ブログに綴る作業がめっちゃ遅れているだけ。
無知な私に「量子論の世界」を優しく案内してくるおすすめの1冊
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では、前回ファインマンの凄さに触れたので~早速、彼の思考実験がどんなものか見てゆきましょう~
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【ファインマンの思考実験】
電子のダブルスリット実験で、電子がどのように・どちらのスリットを通ったのか?
を「観測」するためにスリット板のすぐ裏側に観測器を設置すればいいやん!ってことや~
(※あくまで思考実験やで)
では、これで観測するとどのようなことが起きるのか?を考察してみよう
この観測器は光を出しており、電子が通れば電子と光(光子)が衝突して、光が散乱し、それによって電子の位置が分かるというものなんや~
さて、1個の電子は波の広がりを見せ本当に両方のスリットを通るのでしょうか?
この実験結果を考察したファインマンが出した結論は、
『電子はどちらか一方のスリットしか通らないだろう』
→つまり、スクリーンに干渉縞は現れない ということ。
なぜならば、
観測器から放出された光子が電子にぶつかった途端に電子の波は収縮する
→そうして波の性質を失った電子は左右どちらか一方のスリットを通ることになる
(確かに、ここまでにわかった電子の性質からいうとそうなるね)
つまり、『1個の電子が本当に両方のスリットを通ったのか?』ということを
実験によって確かめることはできない、ってことになるわけっす。
(電子の位置を実験でつかもうとすると、何らかの力・作用を電子に与えないといけないからね~電子の波は途端に収縮しちまうわけさ~)
私たちにできることは、スクリーンに映った干渉縞を見て電子の動きを想像することだけなのです(;;)
だから「私たちに見えてない状態」のものを「ありのままに可視化」はできねーわけっすな。
んで、ここまできて、私は「アクァッホ・スレ」でイッチことA君とムーア人(マイケル・ムーア似の異星人)との会話を思い出していた。
ムーア人達はA君にこんなことを言ってた。
- どんな高性能な望遠鏡を使って宇宙を覗いていても、レンズと鏡が創る像を見ている限り、ムーア人達が見ている宇宙は地球人には認識できない
- 地球人はどうして巨大な質量+低速の宇宙船を宇宙に飛ばし、わざわざ空間を歪めながら進んでいるんだい⁇(手間と時間と労力の無駄じゃね?)
「なるほどなぁ」確かにムーア人の指摘は正しいのかもしれない。
われわれが見ているものは鏡に映った虚像かもしれないし、反射した光による情報のモザイクなのかもしれない。
「真実をありのままに見る」って無理なんか⁉
でも、ムーア人や太陽人はそれができているようだったんだよね(‘~‘)
”「観測」がもたらす影響”について考える時がきましたよ~
(つづく)