ボーアには素敵な友人がいるんだなぁ(羨ましいぜ~)
無知な私に量子論の世界を優しく案内してくれる1冊
ラザフォードの原子モデルが抱える重大な欠点(問題点)
このモデルでは「原子が状態を保てず一瞬でつぶれてしまう」問題
でもそれ以外は原子に関する様々な現象や実験結果を説明できる…というジレンマの中
問題解決に向けボーアが登場!
画期的なアイディアを以って「ボーアの原子模型(原子モデル)」を発表するのです。
その「画期的なアイディア」は、友人のある一言がきっかけとなり
ボーアに稲妻級の閃きをもたらした結果なのです。
時系列でボーアの原子モデルの誕生を追っていく~
◎ボーアはコペンハーゲン大学で物理学を学ぶ
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1911年:ラザフォードの原子モデルが発表される
この年、ボーアは英国ケンブリッジ大学に留学
(トムソンやラザフォードに指導を受ける)
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ラザフォードの研究室で、
ラザフォードの原子モデルの欠点=なぜ原子はつぶれてしまわないのか?
についての活発な議論に参加
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1912年・年末 留学を終え帰国
1913年2月のある日(ボーア運命の日)
友人と原子の構造について議論していたところ
友人がボーアにこんな一言を
『君はバルマーたちが発表した、水素原子のバルマー系列の関係式を知っているか?』
「何やそれ⁉」と初耳だったボーアはさっそく調べてみた。
そして、閃きが降ってきた~
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そして論文「原子と分子の構造について」の最も重要な部分を一か月内に書上げ、
ボーアはこの年『量子条件』と『振動数条件』という古典物理の常識をぶち破る大胆な2つの仮説をもとにボーア原子模型(原子モデル)を発表したのです。
ということで、やっぱ持つべき者は「善き友」やな~と想った私です。
友達欲しい~「知るを楽しむ」道の同志欲しい~
目指す道を進む中で そういった出会いがあるんだろう。
切磋琢磨ってやつか。
ってか「君は、」って話す友達…いたことねぇかも?
いや「知っているかね?」のねぇかも。
次回からはボーアが如何にして「ボーア原子モデル」を完成させたか?
そこを追っていきます。
(つづく)