数学者と一緒に遺跡を巡り、そこに描かれている模様の関係式を教えて欲しい。
そんな願いを胸に、今日はバルマーの思考を覗いていくよ~
無知な私に「量子論」の世界を優しく案内してくれる素晴らしき1冊
気体が放つ光をプリズムに通すと「線スペクトル」が現れる…ってことはわかったんで、さっそく『水素(水素原子)のスペクトル』を見ていこう~!
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※こんな感じ(ザックリ、イメージ)
これをみて、あなたはここにどんな法則性を見出しますか?
とりあえず、私でもわかることとして
『赤・青・藍・紫の4つの可視光を含んでるんやな』ってことが1つ。
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では、この4つの可視光の波長を見ていこう♪
長い方からいくで~
①656.210 nm
②486.074 nm
③434.010 nm
④410.120 nm
(1nm=0.000001mm)
さぁ、数字が並んだところで
この4つの数字がどんな関係性を持っているのか?
考えてみよう~
(※私にはさっぱりわからん)
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ここで凄いことに気が付いたのが1885年当時、数学教師だったバルマーなのです。
バルマーは『この4つの波長の間に特別な規則性を発見!』したのです。
ここからは、数学者の脳を覗くゾワゾワ感をお楽しみください。
関係性~規則性をさぐるので ①:②:③:④の関係を見るぞ~って発想はわかる。
ほほ~とりあえず分子が持つ特徴は1つ見てきましたな。
しかし、バルマーは既にこう閃いていたのです。
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水素原子の線スペクトルに…こんな関係性が秘められていたとは!?
しかも複雑ではなく、こんなにも簡潔にあらわせるのかっ
そう、『簡単な整数を組み合わせたモノになる』ってバルマーは発見したんや~
⇒これを”バルマー配列”っていうんや
ここでもやはり「整数」がでてきたね。
この時、水素原子の構造はまだ不明でしたが
「原子の構造」と「原子が放つ光」の間には密接な関係がありそうですよね。
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「原子の構造」が基礎となって、
原子に電気的な刺激を与えると特徴をもった光が飛び出してくるわけですから。
ってことは、
『原子の構造には、整数と関わる何かがある』
と、水素原子のバルマー配列が示しているのです。
ここでボーアが閃いた、ってわけっす。
しかし…まぁ、数学者バルマーの思考すごすぎて鳥肌や~
バルマーに示されたら、こんな簡単な式なんか~て思えるけど
まずもって①~④の周波数~nmを見比べても、あの分数比を私には導き出せんよ。
数学者と縄文遺跡&資料館に出かけたい(私の夢が1つ増えた☆)
※本当は自分がバルマー脳(思考力)を持ちたい、んだけどね
(つづく)