まだまだ「隣のボーア君」編でございます。
ボーアの思考を覗く寄り道中
無知な私に優しく「量子論の世界」を案内してくれる1冊
なぜ、電子は原子核の周りを回転運動しているのに「原子はづぶれない」のか問題
古典物理理論に基づくとこうなるはず、だが原子はつぶれていない…何故か??
ボーアの量子条件は、「この何故か?」を上手く説明しているのです。
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ボーアの原子モデルで見ていきましょう!
電子は原子内の決められた円軌道上を動いているわけですが、
その「決められた円軌道」の一番内側を「n=1の軌道」と呼びます。
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ボーアの量子条件の式で「nの値が1」の場合の軌道のことよ~
外側の軌道程電子の持つエネルギー量は大きくなるってことは、
n=1軌道の時、電子が持つエネルギーは最も小さい値になるわけよね。
”nの値が大きくなる=軌道半径と電子のエネルギーも大きくなる”
ボーアの原子モデル(水素原子模型)では
「n=1」の時、電子の軌道半径(r)は「0.5/1億cmほど」になり
この半径を『ボーア半径』と呼ぶのよ。
※どうして「1/2億cmほど」としないのか?
「1億分の=10の-8乗」とした方が後々の計算に便利なのかな?
まーとにかく、このボーア半径は
水素の化合物の結晶などから測定されていた水素原子の半径とほぼ一致することがわかり、ボーアの理論を裏付ける証明になったわけね。
そんで、ここからが重要なところなんだけど
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電子は「n=1 軌道」を回っている時に最低のエネルギー状態になり
”これ以上小さなエネルギー状態”になることができない、のです。
ってことは、つまり、電子は「n=1の軌道より内側」の軌道を回ることができないのです!故に原子はつぶれないのだ!!
ボーア君、カッコいい(☆v☆)
私としてはカタカムナが説くように「マクミ・カラミ」によって
膜につつまれ絡み合いながら「モ(藻の様に漂う)」してる感じのがしっくりくるけどね。
(つづく)