プロ独女のライフハックブログ

BBA独女みつまるが「今」気になることを追いかけ綴る人生冒険日記

【安岡正篤に学ぶ】日本”真”復興(63)盡心~本物の専門家・プロの見極め方

今の世の中、謎の専門家や怪しい肩書の方がメディアに溢れている気がしますが…皆さんはどう感じられていますか?

今の日本の政治家が、「高学歴」「有力な家柄」「豊かな財力」など揃い持っていても 金に汚く・色欲にまみれ・我利我利亡者で自分さえ得すればいいという下品・下劣な人間がたくさんおり「人間の品格」にはまったく関係ないと身をもって証明してくれている。

 

そんな奴らが「日本の政治」を任されていることが問題なんや~

厚顔無恥故に、彼らはどんなに汚い行為が明らかにされても絶対に権力の座と裏金や利権は手放さない!という日本人とは思えない「恥知らず」っぷり。

 

こんな今の日本に不安を感じている「心ある日本人」の皆さんと共に「日本のこれから」を創造してくために読んで欲しい1冊がこちら

 

自分の人生、その在り方を見つめ直したい時はこちらも

 

「心ある日本人」=多くの日本人が主体性・自主性・創造性・個性を取り戻し、真に美しい調和の国「大和の国」たる日本をこれから造っていくために、まずは真理に通じる学びを得る必要があるって話の続きへ

 

「盡心」=心を盡す(己の心を解明し尽す)ことで、

⇒「知性」⇒「知天」⇒「存心」⇒「養性」⇒「事天」⇒「立命」に至る

ということを孟子が説いておりますが、安岡先生も「盡心」を学びのはじまりとして重視されております。

 

「盡心・盡学」がどの様なものであるか、どのレベルのことをいうのか?

安岡先生が示す実例をもとに見てまいりましたが、今回は私が偶然見つけ読み心に響いた「読売新聞・2024年3月14日の編集手帳」にあった言葉を皆さんと共有したいと思います。

物理学者の寺田寅彦の随筆「科学者とあたま」に有名な一文がある。

<けがを恐れる人は大工にはなれない。失敗を怖がる人は科学者にはなれない>

◆よほど思いを込めたのか、寅彦にしては珍しく続きの表現が激しい。

<科学もやはり頭の悪い命知らずの死骸の山の上に築かれた殿堂であり、血の川のほとりに咲いた花園である>。

(以下、省略)

 

※2024年3月14日・読売新聞朝刊の「編集手帳」より

 

私は無知故に「寺田寅彦」氏を存じ上げなかったのですが、この言葉はとても心に響いたのです。

本当にその道で必死に「盡心・盡学」をしている方ってこういう姿勢で生きておられるんだなと、心にドーンときたのです。

 

今や「学問」の分野(科学・化学・医学なども)、「金の力」が猛威をふるって、金の力に侵食・支配されていますよね。「研究費」の為に大企業や政府の僕になってしまう…そんな権力の犬となった学者の方々も大勢いるのではないか…と思えてきた中で、この寺田先生の言葉がズシッときたのです。

 

専門家の肩書でやたらテレビやメディアで一方的な印象操作に協力している方々って、最前線で現場で闘っている専門家ではないですよね、だってそんな暇ないはずだから。

そんな方々を見て「胡散臭さ」「怪しさ」を感じていた私に、無名有力たる本物の専門家にして求道者の方の言葉が「本物」の姿勢・覚悟を教えてくれたのです。

 

高学歴や博識を謳う学者の中には「AIばりの心なき計算」で世の中を見てあれこれ言う方がおりますが、本物の専門家やプロは自分の事を「凄い」とも「賢い」というところにおいておらず『頭の悪い命知らずの死骸の山の上に気づかれた殿堂』の恩恵と導きを受け突き進み、自らもその死骸の山に加わる覚悟をもって盡している、のだと。

 

ここで寺田先生がいう「頭の悪い命知らずの死骸」というのは今日の各分野の殿堂を築いた先人たちの「(人生の)損得を考えず、権力に屈せず 真に成すべきことに邁進してきた」姿勢を讃え指しての言葉だと私は解釈しております。

 

我々はそうした先人たちの死骸の山と血の川により築かれた「殿堂」と「花園」の恩恵を受けて今に生きているわけです。

今の時代に生きていると「社会の汚れた闇」にばかり目がいってしまいますが、先賢・先人たちが血の汗を流し命掛けで築き遺してくれた遺産の「恩恵」にもっと目を向けるべきなのかも知れない、と気づいたのです。

 

偽物はやたら人前に出て しゃべくりたおしますが、やはり本物はだたひたすらに「盡力」しているためほとんど人前には出てここない…本物は「無名有力」って本当ですね。

 

(つづく)

 

 

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