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【深夜映画部】「ユージュアル・ネイバー」大きすぎる愛情は歪んで暴力的になりすべてを破壊してしまう

 

ユージュアル・ネイバー(字幕版)

ユージュアル・ネイバー(字幕版)

 

なんか邦題が二転してそれでも変な映画としてちょっと話題の作品です。

でも友情、母の愛、父の愛、祖父母の愛といくつもの愛が描かれています。

原題は「The HARVEST」

女の子の勇気と見守るおじいちゃんの愛情がグッとくる作品です。

 

 

たぶん原題のまま「the harvest」の方が意味が合っていると思う映画です。

このジャケット映像から想像すると実際映画を見ると雰囲気がちょっと違うはず。

 

自宅から1歩も外に出ないで生活している病で余命いくばくもない

車いすの少年(美少年)のところに

近所に引っ越してきた少女が遊びに来るようになって

少年一家に変化と事件が起きます。

 

少女もまた自分の両親を亡くし、父方の祖父母のもとに引き取られ

とても優しい祖父母ですが親を亡くした悲しみの中にいました。

 

  • 少年と少女の友情
  • 少年の母親の母性愛
  • 少年の父親の父性愛
  • 少女の祖父母の見守る愛

 

これらの複数の愛情が入り組んで複雑に絡みあって事件が起きるのです。

 

おじいちゃんがの「見守る愛」がすごくかっこいいんですよ。

あとお父さんの息子たちへの愛情が深い(;;)

今日はせっかくなので上記のそれぞれの愛情視点で感想を書いてみます。

 

 

 

 

この映画・・・かつては「マッド・マザー 生贄の少年」って邦題で

Wowwowで放送されたらしい(^^;)

 

自分の子供のためならなんだってする、悪魔にだってなる!

そんな激しい母親の愛情がついに彼女から何もかも奪って

全部破壊していくお話でもある。

 

執着と愛情の境目はどこ?

執着は愛情の一部?

 

 

車椅子の少年と少女、孤独なふたりの友情

 

車椅子の少年アンディ

体が弱く病気がちでいつも自室のベッドに横になって

窓の外を眺めています。

 

学校にも通わず

勉強は外科医の母と元看護師の父が教えてくれる

そんな生活を生まれてからずっとおくっています。

 

歩けないのも歩く体力がないほど体が弱っているからで

生まれつきや事故によって歩行機能に障害があるわけではないようです。

 

 

両親を亡くし祖父母の元にやってきた少女マリアン

 

マリアンは両親を亡くし

祖父母の家にやってきたのですが

自分に起きている環境の変化に心がついていけない状態。

 

親を亡くし、急な引っ越し転校で周りになじめず孤独。

そんな中、近所を散歩していて

部屋から外を眺める同年代の少年を見つけ

彼の部屋の窓に近づき話しかけるのです。

 

 

「はじめての友達」同士になったふたり

 

生まれてから

病弱で家から出たことのないアンディは

彼女を部屋に招き入れ一緒に野球のテレビゲームを楽しみます。

 

アンディにとっては「生まれて初めての友達」、

マリアンにとっては「こっちにきてはじめての友達」、

ふたりはすっかり仲良くなるのです。

 

というよりも同世代の唯一話せる存在であり

本音を話せる大事な存在となっていくのです。

 

アンディの母はアンディに近づくマリアンをこころよく思っておらず

マリアンがくると追い返し、それでも内緒で会う二人に激怒し

マリアンの祖父母に注意にいくのです。

 

ふたりの友情は周りからは歓迎されないものとなっていくのですが

それでもマリアンはめげずにアンディに会いにいくのです。

 

マリアンと出会ってアンディもだんだん普通の少年のように

「歩けるようになって野球がしたい」「学校に行きたい」と

いろいろ将来に希望を持つようになります。

 

マリアンが父と祖父の想いでのクローブを持って

アンディを車椅子で連れ出し

キャッチボールをしたりとアンディはだんだん母に秘密を増やしていきます。

 

 

車椅子の少年に厳しい外科医の母

 

アンディの母親はアンディを厳しく管理しています。

 外科医で病院勤務が忙しく

日中アンディの世話は父親に任せて留守がち。

 

アンディが家族以外と接触することを極端に嫌っています。

そのため家族3人だけの静かな家に

マリアンが出入りするようになって

どんどんヒステリックになっていくのです。

 

特にアンディが嘘をついてマリアンと会ったり

彼女をかばうと狂ったようにアンディを怒り

歩けない彼を床に投げ、泣きながら手を伸ばすその手を

ドアを閉めてはさんでケガをさせたり・・・。

 

どんどんアンディに冷たくなる母にアンディはビビりまくり、

夜にはひとり声を殺して泣いているのです(;;)

 

アンディの母はどこかアンディに甘えさせない冷たい壁を感じるのです。

そしてマリアンは徐々にここまでアンディとの接触を嫌がる母親に

疑問を抱くようになるのです。

 

 

看護師を辞め病弱な息子を世話する父

 

忙しく働く外科医の母と

病弱で寝込みがち車椅子のアンディの世話ため

看護師を辞め自宅でアンディと共に過ごす父。

 

無骨ですが

優しいパパで

アンディに友達ができ、楽しそうな様子を

内心嬉しく思っているのです。

 

母親不在時はマリアンとアンディが遊ぶ

子供部屋にジュースとクッキーを持ってきてくれたりします。

 

母親に激しくしかられるアンディをいつも

優しくフォローしてくれるのです。

 

 

息子と外部の接触を避ける一家の秘密(ネタバレ)

ユージュアル・ネイバー(字幕版)

 

一家には秘密があるのです。

地下に病院のような処置室と病室を持っていて

そこには夫婦の本当の息子が寝ているのです。

意識はなく寝たきりで薬と機械で命を繋いでいます。

こっちが本当のアンディ。

 

車椅子の少年は夫妻が病院からさらってきた乳児を

本当の息子を生かすため臓器提供ように長年育てていたのです(;;)

 

ある時、車いすの少年が目を覚ますと

お腹には大きな手術跡が・・・。

目を覚まし痛みを訴える彼に父親は鎮痛剤をくれます。

「昨夜急に盲腸になってママが処置してくれたんだよ」と。

 

でも実は本物の息子が投薬の影響で既に肝臓が弱り危なかったので

車椅子の少年の肝臓を勝手に奪ったのです!

 

母親は次に心臓移植の準備をしています。

父親は「もうやめよう」と妻にいいます。

「彼は今生きているんだ、私たちはこれまで彼に酷いことをしてきた、もうやめよう」

でも妻は「息子を救うためよ」「大事なのは私たちの息子の命よ」とやめません。

 

 

あの家からアンディを助ける覚悟をしたマリアン!

 

マリアンはあの家の地下に少年が隔離されていることを偶然見てしまい

この家の秘密を調べ始めます。

 

「あの母親はおかしい」

「あの家はおかしい」

と周りに訴えますが取り合ってもらえません。

 

マリアンを心配する祖父母もあの家とは関わらないほうがいいといってくるのです。

でもどうしてもアンディを心配するマリアンに祖父は言うのです。

 

「私も昔、会うのを禁じられた友人がいたんだ」

「でも私は彼に会うのをやめなかった」

「何をするかは、自分の心で決めるんだ」

「自分が正しいと思うことをしなさい」

 

そうして優しくマリアンの部屋のドアを閉めて去っていく。

 

祖父の言葉で覚悟を決めたマリアンはアンディを助けに

あの家に向かうのです。

 

 

実の息子と育ての息子への父の最後の愛

 

育ての息子アンディのことも

10年以上毎日世話しながら育てていく中で

実の息子と同じように愛情を持つようになった。

 

狂気に走る妻を止められないことにも罪の意識をもっている。

機械と呼吸器と輸血で生きる実の息子を哀れにも思う。

 

そんな彼の目の前にアンディを救いにきたマリアンが!

そこで父は決断をします。

アンディをマリアンにたくし逃がすことにしたのです。

 

異変を感じてやってきた妻を止めようとしますが

薬をうたれ上手く動けなくなり

朦朧とし、身体を引きずりながら彼は地下にいる息子も

解放しに向かいます。

 

息子の眠るベッドの周りに薬品(アルコール)をまき

火をつけ、息子の呼吸器や心肺装置をはずし

息子の横に自分も身を寄せるようにして目を閉じます。

息子をひとりで死なせることはできないと

自分も一緒に行く覚悟を決めたのです。

 

 

「私の息子」その愛情で家族を失ってしまった母

 

この映画は一見それほど重要じゃないように見えるシーンに

いろいろメッセージが隠されています。

 

映画冒頭に野球の試合で

バッターのフルスイングの打球を心臓に受けたピッチャーの少年が

倒れて気を失ってしまいます。

 

その時にその子の母親が

駆け寄ってきて叫ぶのです。

 

「どうしてうちの子なの!なんでなの!!」と。

このセリフがどうも引っかかって印象に残ったのです。

 

アンディの母だけではなく

母親にとっては「我が子」は特別なのです。

我が子の命>>>>>よその子の命

 

母親って妊娠発覚した時から

自分のお腹で育つ命を感じながら愛情を育てていきます。

1つの身体に2つの命という特別体験の中で

自分と同等もしくはそれ以上の大切な存在と感じられるようになるって

聞いたことがある。

 

反対に父親は生まれてから赤ちゃんのお世話をしながら

触れ合うことでだんだん愛情を増していくんだって。

母親はお腹に命を感じた時から母親の感情が芽生えるんだけど

父親は生まれてから赤ちゃんと触れ合いながら父性愛が育っていくんだって。

 

この一家の母親は日中仕事で

家にいても地下の息子の側にいることが多かったようなので

アンディに対して「育ての息子」という意識もないようです。

もしかしたら、情が湧かないようにワザと

距離をとっていたのかも。

 

自力で歩けず普段は寝たきり

移動は車椅子まで衰弱していたのも投薬のせいないのです。

逃がさないため、外部にその存在を知られないためもあるでしょうが

実の息子が意識無く寝たきりなのに

臓器移植用にさらってきた子供の元気な姿を見たくなかったのかもしれません。

 

自分の息子しか見ない妻と

さらってきた少年にも息子としての愛情を持つようになった夫

このすれ違いは徐々に家庭を崩壊に向かわせるようになるのです。

 

妻の暴走を止めるため、生きている息子を守るため、

機械で無理やり活かされている意識のない息子を解放するため

夫は火を放ったのです。

 

急ぎ自宅に戻り

炎の中ベッドの息子と夫にかけより

母親もまた2人と一緒に行くことにしたのです。

 

 

「the harvest」というタイトル

 

実は車椅子のアンディの楽しみは自分の部屋の窓から見えるように

植えたトウモロコシの成長観察でした。

 

だからベッドに横になりながら

トウモロコシの成長を楽しみに窓を眺め

トウモロコシにカラスがやってくると

必死に追い払おうとするのです。

 

アンディが大事にしているトウモロコシたちを

アンディとマリアンが内緒で会っていたことに怒った母に

めちゃめちゃに荒らされてしまいます。

もうすぐ収穫できそうだったのに(;;)

 

泣いて悲しむアンディ。

なんてことするんだ、このクソばばぁ!!!

って思ったシーンですが

映画の原題をしって「なるほど」と。

 

アンディの収穫前のトウモロコシをめちゃくちゃにしたように

母親もまた「その日のため」に息子の臓器移植のための

「移植臓器」として育ててきた少年を傷つけ失い

楽しみにしていた実の息子の復活を逃すのです。

 

 

大きすぎる愛情は歪み毒になる

 

  • 大きすぎる愛情
  • 相手が望んでいないのに注ぎ続ける愛情
  • 相手が望む以上の愛情

は歪んで支配的・暴力的になりどちらにとっても毒になる。

愛情というのは「情」である以上「欲望」とつながっているし

注いだ分の「見返り」も期待してしまうものだから。

 

相手が望む以上に愛情を注いでも

期待する見返りはもらえないし

むしろ相手は「怖くなって」逃げ出すかもしれない。

愛情は支配欲によく似ている。

 

その点で言うとマリアンの祖父の愛情がとても素晴らしかったです。

マリアンの祖父もまた自分の息子を失ったばかりの悲しみに中にあったはずなのに

孫に向ける愛情は「しずかに見守る愛情」でした。

あとマリアンが自分の意志で決めたことは「応援する」という愛情。

 

ラストシーンを見逃すな!

 

ラストシーンに感動が待っているので

最後の最後まで見逃さないでね。

 

もしかしたら・・・おじいちゃん・・・おばあちゃんもだけど

「更なる大きな受け入れる愛情」発揮しちゃったのか?!

 

とにかく少年・少女が美しいわ。

あんな怖い家にひとりで乗り込んで助けに来てくれる友達・・・

42年生きてきてもそんな友達いない私です(涙)

 

おじいちゃんとおばあちゃんも美形だよ。

 

この映画のアメリカ版のポスター見ると

あの不器用な愛情をちらつかせる強面の父親が主役のようです。

 

みんな誰かに愛情を向けているだけなのに

上手くいかないもんだよね。

 

では、また~☆

 

 

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