天地の呼吸＝阿吽の呼吸…その息吹をあなたは感得できているだろうか？
古代日本の智を追って、今は「肉体覚醒編」ということで「合気道の祖・植芝盛平」氏の見ていた世界を旅している私です。
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「阿吽の呼吸の循環・巡りが空間に行き渡り、祓い・禊を成せば四方八方に武産（産巣日の力）が生き生きとして、武の兆しが出る」と語っている盛平氏ですが、阿吽の呼吸に於いて「ス声（はじまりの息吹）」から「ウ・吽」への繋がりを特に重要視しているとされています。
「す⇒う」の間に何があるのでしょうか？
ちなみに私は「あうんの呼吸」をこう解釈しております。
「はじまり」となった天之御中主「・」から発せられた「すぅー」声の伸びが創る「ウ声の圏」ができ、次に「ウ声」響く圏内（世界・界）に於いて「ウ声」から「あ～ん」の日本語の各音が発生したんだと。
んで、私の解釈でいますと上記の図で示した通りに「あ←う」「う→ん」という→の向きにあるように 「あう」「うん」では力の流れが逆になります。
故に「阿吽」の「吽」とは「う→ん」の流れを示すことになる。
「あー」は口を開けて声を外に発する音、「んー」は口を閉じ声を内に震わす音なので私は「う→あ」で外に広がった声が空間にヒビキわたり、その声が中心「う」に返ってきて、今度は「う→ん」で内向きに入り広がり内界にヒビキ震わせるんじゃないか、と考えております。
んで、「吽」について空海はこう語っているそうです。
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「これ一切諸法損滅の義なり（略）すなわち一切の法の無情、空、苦、無我等を知る」（「吽字義」）
はじまりの一点「・」の内界は「無空の界」なのかい？
すべてであり無である…なんかボース粒子のボース・アインシュタイン凝縮にみる超低温にて静止して重なり合う状態に似ているような気もする。
無情・無力・無抵抗・無作用・無干渉故に、一つ力が発生すると無限の推進力になるってことかい？これが「無限の力」の正体なのかい⁇
今日は「吽（う→ん）」についてじっくり考えながら眠りにつこうと思います。
閃きがおりてくるかもしれない。
（つづく）
