2012年の9月11日の夜、ここから大変なことが起きていたこと…
私はこの映画を機に知ることになりました。
【映画 13時間 ベンガジの秘密の兵士~感想】
これが実際に起きていたことだと思うと…
「平和な日常」が幻想に近い奇跡なんだと思える。
今、ここに生きていられる。
今、ここに家族と平和で平穏な日常を過ごせている。
それが、どれほど幸運なことかを「この世界のリアル」を突きつけ教えてくれる映画です。
この地域がどんな状態にあったのかも、この映画で知った。
この地域の政治的混乱と状況は、シリアのラッカを描いたドキュメンタリー映画に近いものがあると思った。
⇓
このアメリカ領事・大使襲撃事件~CIA秘密拠点が武装勢力に襲撃される事件、そもそものことの発端が描かれていない。そこを知ることで「何故、戦いが起きたのか?」また印象が変わるかもしれない。
そもそもは、アメリカで制作された「ある映画」が事の発端で、
『その内容がイスラム教を侮辱するものである』として抗議の為、2012年9月11日以降 アラブ諸国でアメリカの在外公館が次々と襲撃される事件が起きたのだ。
そしてエジプトやリビアを発端とした反米デモは他のイスラム諸国にも広がっていったというのだ…1つの映画が発端だけど、もっと根深い「欧米への積年の思い」があるからだと思う。
「映画 13時間 ベンガジの秘密の兵士」を見るとどうしてもアメリカ側の目線からこの襲撃事件を見てしまうが、敵として描かれている彼らにも正義と怒りと守るべき家族と国があったことを忘れてはいけない気がする。
とにかく、ただ「今、自分が日本で平和に日常を送れている奇跡に感謝しかない」それが率直な感想です。世界平和なんて幻想に近い奇跡だと思う。