あ、そういうことか…と目から鱗の私です。
カタカムナやあわ歌やヒフミ祝詞や古神道の世界に触れて、今は肉体の神秘を解明する為に「合気道の祖・植芝盛平氏」が説く世界を覗きこんでおります。
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あなたは「火・水の関係」をどうイメージしてますか?
イザナギ・イザナミの生成で見たような「男唱女和」の法則(条理)が「火・水のカカワリ」にもあるならば、どちらが導き手(先行する)だと思いますか?
植芝盛平氏は「天之浮橋とは火と水の交流である」と説いております。
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ここで私の解釈と、盛平氏の解釈が真逆だったことに気付きました!
な、な、なんと!盛平氏曰く
だと、私の理解してたんと逆や~(><)
火は地から天に向かって燃え上がってるや~ん!
水は天から「雨」として降ってくるや~ん!
と思う私ですが、そういえば「日の火は天上で燃えてるわな…」とか「地の水が蒸発して大気中の水分に成って→雲が雨より先にあるわな…」とか思い始めた。
何よりも最近気づいたのですが、カタカムナでは「カムミムスビ」と詠んでいたので無意識に古事記の「神産巣日」もそう読んでいたら、なんとキチンとルビに「カムムスビ」って書いてあった~(><)
そう、「御・み」が神産巣日神にはないのです。
「み=水」を示す音のヒビキですからね。
「天之御中主神=天之水中主」の「御・み」を「高御産巣日神」も持ってるのです。
更に山口志道氏は「水穂伝」で「天の常立神」と「国の常立神」について
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- 天の常立神=動き巡って昇る
- 国の常立神=動き回って降る
としているそうです。んで「神=火水(かみ)」としているらしい。
この場合は「火・水」どちらもが廻り昇る力(動き)と廻り降りる力(動き)を有しているととれますが、やはり「昇る」が先行してますよね。
更に、古神道によると伊勢神宮は「天之御中主」をお迎えする場として重要で、そのお迎えする場は「外宮」なのだそうです。そう外宮の主・豊受大神の方が天之御中主との「むすび=縁」が深いようなのです。
豊受大神は一般的に食物・五穀豊穣の神とされていますが、『丹波国の比治の真奈井(まない)から迎えられた「女神:とようかのめ」で、外宮の神となったという話があります。
天の真名井(天界の井戸)と繋がる「水」の女神やないか~!!
そう、「とようかのめ」という神名のヒビキは「水と酒の神」としての場合の読みだというのです。
日本酒ってやっぱり天の水と繋がってるやないか~
日本酒は天の水のウツシやないか~
みんな、日本酒飲もうぜ!!
ってことで、日本酒に話それましたが、伊勢神宮が示す重要な秘密に気付きましたか?
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そう、「水」(しかも「なまいの水」)という点で実は外宮・豊受大神の存在が重要なのです。「火」よりも「水」のほうが別天との繋がり強いのです。
更にそう思ってもう一度「高御産巣日神」の名をよーく見ると、なんと御一人で「水と火」をむすんでいらっしゃるではないか~
御=御霊だと私は述べてきましたが、ここに「御=み=水」を汲み込みますと
「御=み=水=御霊」になるのです。
ここまで見てきて、なんとなくですが「火と水の関係」に於いて、神々の関係・神名の示しから「水を上位とする」観念が見えてきたのではないでしょうか?
そもそも「根源のエネルギー」=「根源界の無限に広がるエネルギーの海」のことですし、それは「大深淵の暗黒の海=原始の海(ヌン)」ですから。
はじめに「海(水)ありき」なのですな。
(つづく)