強い力を発するにはその分 身心にもダメージがありそうですが…
「真の技」とはそういうものではないようです(マジか~)
古代日本の智恵(叡智)を追って「身体・肉体の神秘構造」に迫る為、合気道の祖・植芝盛平氏が説く合気の世界を覗いております。
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合気道の技を生み出すためには、
「己の心身と天之水(天之御中主)との”むすび”の感得・体得がいる!」ということなので、その「むすび」のイメージを掴むために、「ここ」まできましたよね。
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生命の生吹に「むすびの兆し」を感じる
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「ウマシアシカビヒコヂ神」と己の心身を”むすぶ”
こうして己の中の「神(神霊力)」とむすばれた状態で合気の「真の技」が生み出せるそうです。その技は「宇宙の法則と調和(合一)」したものになる、という。
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技はすべて宇宙の法則に合していなければならないが、
宇宙の法則に合していない技は すべて身を滅ぼすのである。
(『合気神髄』より)
つまり、こういうことや~
- 真の技=宇宙の法則に合う(調和)
- 偽の技=宇宙の法則に合わず(不調和)
故に「偽の技(己の力任せの技)」は宇宙の法則に反している為に身を滅ぼす結果を招くというわけっすな。
この「宇宙の法則」というのは、たぶん「造化(創造)の法則」でろうと思われます。
「造化(創造)の法則」に反する(不調和)故に反対の働き「破壊(破滅)の力」となって自身に跳ね返ってくる、ということではないでしょうか。(怖っ)
神業的な凄い技を発する時、身心にそれ相応の大きなダメージがありそうに思われますが、どうやら「天地人のむすび」から生まれる「真の技」というのは そういった身を削って放つようなものではないようです。「無限・無尽蔵の力」を得られるといえる…というよりも「別の領域」なのかもしれませんな。
(つづく)