合気の祖・植芝盛平が説く「むすび(産霊)の合気」とは違いますが、
人と人の気が合わさる=結ばれた時に起きる不思議な現象を司る技は太極拳にもあるそうです。
カタカムナ→古事記→潜象の力+現象の力→意識ではなく肉体にも潜象界と繋がる「覚醒の鍵」が仕込まれているのではいか?
ということで、私が出会ったのは「合気道の祖・植芝盛平」なのです。
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んで、私が「合気道と古事記・古神道」の繋がりを感じた1冊がこちら
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植芝盛平氏が説く「合気道の合気」とは、造化三神の高御産巣日神・神産巣日神の「産巣日(むすび)の神霊力」を感得し、合気の技が生み出される、というもの。
「天地人のむすび」→人(相手と己)+空間場のむすび→そこから自然発生する技であり、むすびの始まりには「天人合一」があってこそなのです。
このことを念頭に置きながら、「気のむすび」という点で 我々が思う「現実」「物理」を超えた太極拳の至高の技を覗いてみましょう。
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太極拳の「凌空頸(りょうくうけい)」とは
●陳炎林 曰く
「通常では考えられない様な奥妙極まりないもので、神秘といった方がよい。実際に目撃しなければ信じることができないだろう」
●呉図南 曰く
「自分と相手との呼吸が一体になったら、それは起きる」
どうやら、物理的な接触なしに相手を意のままに操ることができる技のようです。離れた相手を触れることなく飛ばすことなども可能だと。太極拳の至高領域とされているようです。
ここで注目したいのは「これは神秘だ」といった陳炎林が、こうも言っている点です。
→『ただこれは一種の精神上の作用に過ぎないものでもある』と(‘~‘)
どうやら、陳炎林も「人と人の気のむすびの力」に気付いていたようで、精神的なむすびから量子的飛躍が起きるという風にみていたのかも。
「天と人とむすび」からの「人と人+空間場のむすび」ではなく、
どうやら「人と人の気・意識・精神のむすび」によって、特殊な空間場の発生(生成)させ相手を意のままに操れるということなのかも、凌空頸って。
「太極拳論」によると、相手との精神のむすびにより離れていても相手の攻撃が発せられる前に「その攻撃がどのように発せられるか」を知ることができる、んだそうだ。
予知?というよりは、相手の思考を覗ける状態なのかもしれない、意識が繋がってるからね。
んで、この鋭利・俊敏な感覚に加えて「自己の外氣(強力な気場)」により
相手を意のままにコントロールできるようになっている、ようです。
凌空頸とは別件で、気を練る・気をコントロールする達人の技を本で読んだんですが、その様子はまるで「エルフェンリート」で描かれてた目には見えない触手のような感じだった。
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ルーシーよりも「マリコ」の迫力に近いものがあるけどね。
天地人のむすび・天人合一のむすびがなくとも、「人と人のむすび」だけでも、精神的合一に至ると、物理的接触が無くとも相手の状態を知り・相手に作用を及ぼすことができる…という点は非常に注目すべき「人間施された神の設計」ではなかろうか。
(つづく)