「くみど…く・み・ど」なんだか数字が見えてきますな。
日本の古代の智恵・日本語の神秘構造~エメラルド板やオアスペが語る共通点に興味を持ち、今は「古事記」の解読に挑んでいる私です。
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イザナギ命の不吉な予感…それが条理(常理)に反した為の結果となって現れてしまうのです。
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然れども、久美度に興して生める子 水蛭子。
(「古事記」より)
男唱女和の条理(常理)に反して、女唱男和の声掛けになってしまったことで「不吉な予感」を感じつつも、イザナギ命はイザナミ命と「夫婦の寝所(くみど)」に入り、最初の子をもうけるのです。
その最初の子が「水蛭子(ヒルコ)」です。
「ヒルコ」という名・詞もきになりますが、先に「久美度・くみど」の解読へ。
一般には「くみど=組所(夫婦の寝室)」という意味で理解されているようです。
夫婦の交わり(組む)の間ということでしょうかね(^^;
しかし、古事記では「くみど」に「久美度」の漢字が当てられております。
この字が当てられた意図を考えてゆきましょう。
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私の脳内に浮かんできたのはこんなイメージです。
「くみど」の音には「九三度」の形式が隠されているんじゃないかと。
先に「久美度」の字が示す「くみど」の意味を読み解いていきます。
これは「二元(二極・対)による生成の大本なる法則」を示しているのではないでしょうか。「永久久遠の調和の法則」によって二元により生成が成されるという大原則が在るという示しかと。
更に「度」の字の成り立ち~意味を詳しく探ると
”屋根の下”で ”器の中のモノを煮たり沸かす ”+”右手”から成る字であり、
その示す意味は「心・様子・渡る・超える」なのだそうです。
くみど(組処)の中では「器(身体)の中の心が熱く熱せられ沸き、神の右手の導きによる融合が起き各々の己を超えた何かに変る」ということではないだろうか。
そのカム界に渡る・己を超えた力こそ「万物万象を生成する力」ではなかろうか。
その「久美度」による「生成の力の発生」から生み出されるものは、
「九三度」の構造体だよ~ってことではないかと思うんですよね。
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結婚式の「三々九度」というのも「男女神の生成=久美度の法則」を基にした儀式なのではないかと思っております。
「九」はもちろん「3×3」を示していると思いますが、続く「3」との関係は「12」を導き出すものなのか…9層のミツゴマリを指すものなのか…わかりません。
ただ「12」という数は重要なものだと私の内奥が反応しております。
そして「9×3」というのは、エメラルド板でトートが語っていた「上に9、下に14」の理が異なる界が在るという部分にどこか繋がるのではないかと。
トートはこの世界・宇宙の基本構造は「3×3」だといってたし。
例えば我々の世界(生命・物質界)の場合はエネルギーがかなり強固に塊を成していますのでガチガチの27層構造体なのかもしれません。
そう「古事記」には、神の造化の法則の「理」とそれを具体的に示す「数字」や「形(象形)」がかなり意図的に練り込まれているようです。
(つづく)