今回のこの部分の解読は非常に重要な示しを私に与えてくれました。
カタカムナや古代日本語(上代語・神代文字)に触れて、日本語のヒビキの神秘構造を知り それから「古事記」の言葉に触れることを強くおすすめしております。
では、「古事記の解読」を進めて往きましょう~
遂にイザナギ命・イザナミ命による「美斗能麻具合(みとのまぐはひ)」(実行)がはじまるよ~
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かく期りて、詔りたまはく、「汝は右より廻り逢へ、我は左より廻り逢はむ」とのりたまふ。
(「古事記」より)
ここで状況を整理しておこう!
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古事記の解説などによると
「男は左廻り女は右廻りし、男が唱え女が和する」のがムスビの作法らしい。
ここで私は我々通常の「左回り」「右回り」の認識と逆になるのではなかろうか?と混乱したのです。
通常認識ですと
- 「左回り(左廻り)」=反時計回り
- 「右回り(右廻り)」=時計回り
ですよね、でも「柱を中心に自分が廻ることを考える」と「左に廻る=左手側に回り廻っていく=時計回り」になるし、「右に廻る=右手側に回り廻っていく=反時計回り」になってしまうのです。
しばらく悩んだのですが、私なりに考えて考えて出てきた結論がこちらです。
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私が最初にイメージしたのは「柱を内に見て廻る」ということでした。
でも「天之御柱を中心として廻る」んだから、通常こういう目線になるかと思うんです。しかし、これだと「イザナギ=時計回り=右回り軌道」になってしまう…
ので思いついたのは「目線が逆なんじゃね!?」ということなのです。
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「アマ界の生成(造化)」というのは「外向きの力」なわけですから
柱から外向きに二神も立っておられたはず!
と思い描いてみて、やっとわかったのです。
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逆向きの力も同時発生しており、内包されている。
これは確かカタカムナでも示されていたはず…こういうことだったのか。
是を示して「四相」といってたのかも。
- 左渦の外向きの力(左渦の斥力)
- 右渦の外向きの力(右渦の斥力)
- 左渦の内向きの力(左渦の引力)
- 右渦の内向きの力(右渦の引力)
を同時発生させていたのです。
んで、この4つの力の発生・カカワリというのは「左渦が先行して誘導」するという特徴(規則・法則)があるようなのです。
更に、これだけではないのです。
「天之御柱」の次に出現した「八尋殿」がまた重要なのです。
(つづく)