プロ独女のライフハックブログ

BBA独女みつまるが「今」気になることを追いかけ綴る人生冒険日記

【古代日本の謎解き】身体覚醒~武産合気:神楽舞と伝統の動き

ここでやっと具体的な「カムアマの力を発揮する」為の身体の動きが登場や~

この世界は「カム×アマのカカワリですべてが起きている」という古代日本の智の示し通りならば「身体もカムアマ構造でできており、カムの力を発揮するための秩序・法則・術があるはず」と思いまして~

合気道の祖・植芝盛平氏が説く「武産合気」の世界を覗きこんでいる私です。

 

古事記と植芝盛平 合気道の神道世界

古事記と植芝盛平 合気道の神道世界

  • 作者:清水 豊
  • ビイング・ネット・プレス
Amazon

 

 

 

平氏は合気の動きを、棒を持ち舞う「神楽舞」の形式で弟子たちに見せていたらしい。盛平氏の「合気道」は「古神道」と非常に関わりが深く、古神道と融合した「武」といったほうが早いとさえ私は思っている。

 

古神道」がだたひたすらに「神ながら」の道を進む「己の道(神人合一)」であるのに対し、「合気道」は、相手も自分を取巻く環境も=「全ての他」を己と融合させ「全一」へ導き、すべてが「私」となりその先に「天之御中主と繋がる(合一)」へ進むので「古神道」よりは「他への対処」というか「他に対する己の在り方」が学べるので社会で生きるには実践的かな、と思われます。

 

植芝盛平は「神楽舞」について、こんなことを言っている。

「神楽が神霊を動かすに足らないものならば、それは まだまだ神楽といふに足らないものである」

古事記と植芝盛平 合気道の神道世界より

 

本物の「神楽」の音楽+舞いというのは、「神霊を動かす」ものなのだ!と強く言い切っておりますな(^^;

 

ただ伝統の形式をなぞって「形」だけ合わせた「神楽」「神楽舞」では、その本当の力を発揮できないこともあるってことですな。

 

私もこの本を読んで、神楽舞つーか「巫女舞」の本質は「神降ろし」にあると思うております。

 

 

平氏も「神楽舞」を

  • 霊的なモノに通じる「ムスビの道」
  • 神霊を動かす=神霊との「ムスビ」を行うもの

と捉えていたようです、つまり「帰神法」ですな。

 

故に本来の「神降ろし」や「帰神法」としての神楽舞ならば、その動きは「美しい舞い」ではなく、たぶん「狂・奇」に近いモノに見る側には映るのではないか?と私は思っております。

 

本物の「神楽舞」を観たことがないのですが、上記に紹介した本によると

  • 回転運動が基軸にあり
  • 正転・反転をくり返し
  • だんだんと速度が上がってゆき
  • 舞手はトランス状態に近くなる

無我の状態になってからが本当の「神楽舞」なんじゃないかと私は推測しております。

 

古神道の行法にある「動き」も参考にすると

「引力・斥力」「求心力・遠心力」を意識した動きをすることになるので、「回る・廻る」時の足の運びもダンス等とはまったく違ったものになってくる。

そういったカム・アマの力を模した動きに「リズム」をつける、といった感じかな、と。

 

古神道の行法によると、禊祓い・鎮魂帰神を成す中で「自然と体が大きく動き出す」ことが普通に起こるそうで、それが本物の「神楽舞」なのかもしれません。

 

ということで、古神道の行法の本を読み体を動かしながら「盛平氏の神楽舞」に思いを馳せている私です。実際に本人の舞を見られたお弟子さんたちが羨ましい…

 

(つづく)

 

 

にほんブログ村 ライフスタイルブログ おひとりさまへ
にほんブログ村

 

 

古神道の身体秘伝: 「古事記」の密義

古神道の身体秘伝: 「古事記」の密義

Amazon

 

古神道行法秘伝 (実践講座 2)

古神道行法秘伝 (実践講座 2)

Amazon