「カサ」⇒根源の力「カ」の「差」が重要なのです。
「差異」が全てを生み出すのです、「差異」が動き・多様性をもたらす。
では、なかなか姿が見えない謎の神
「風木津別御忍男神」の御名・音が示す意味をみていこう☆
◆カタカムナ第14首を詠む
カタカムナ文字の法則性を探りつつも
まずは「声音語」としてて「音の響きの示し」を感受していきましょう☆
【カタカムナ第14首】
オホコトオシヲ イハツチヒコ イハスヒメ
オホトヒワケ アメノフキヲ オホヤヒコ
カサケツワケノオシヲ オホワタツミ
とても不思議な語呂の言葉でしょ(‘v‘)
私には、この言葉が酷く「バラバラ」なものに見えた(^^;)
でも実はこの唄の中でも重要部分ではいかと今は感じている。
◆「カサケツワケノオシヲ」一音一音の示し
- カ(根源の力「カ」)
- サ(差、遮り、現象の干渉)
- ケ(様々な変化性、放出する)
- ツ(集まる、津々・個々)
- ワ(和、輪、環、調和)
- ケ
- ノ(時間をかける、変還する)
- オ(奥深く、生命の源と繋がる世界、環境、生命体構成の根源)
- シ(示し、現象、司る)
- ヲ(奥に出現する、四相性を以って)
ね、なんか酷く「バラバラ」なままの言葉に見えるでしょ(^^;)
でも日本神話の家宅六神の一柱の御名を指す音なのですよ(深い意味があるよね)
◆「カサ+ケツ+ワケノ+オシヲ」が示すモノとは
音を連ねて纏まり「言葉」にして解読を進めていきます。
カタカムナ文字が示す纏まりを参考に
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「カサ」=カの差
潜象から出現した根源の力「カ」の差
つまり、様々に出現した「カ」の差
「ケツ」=ケの個々のツ
様々な変化性・多様性を放出する 根源の力から変還した個々の粒子が集まり
「ワケノ」=ワからケしてノした
その和から更に様々な変化性・多様性を以って放出(ワケ)されて変還した
「オシヲ」=オから示されたヲ
奥深く生命の源と繋がる間(環境)から示された四相性を以って発生したモノ
粒子化(オ)が示され、四相性・方向性をもって出現し立ち上がる立体化するモノ
「カサ」によって根源の力が様々に変化を繰り返して
立体化(現象化)に向かっていく様子が淡々と語られている感じですね。
◆風木津別御忍男神とは
家宅六神の「カザモツワケノオシヲ」が「カサケツワケノオシヲ」と重なる部分
この謎の神がどんな神かというと
オホヤボコ(屋体骨の神)と遂になっていることと「風木津別」という示しから「雨風雪などに耐える=家の耐久性」の神といわれています。
また一説には「底筒男神」と同神とも。
深海・海底の神と同じかぁ 「ウミ」の神と同神だとすると非常に興味深い。
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次に続く「オホワタツミ」を導くように登場していることからも
本当に「ウミ」と深い関わりがある神の御名といえそうです。
◆「カの差」が動きと変化・多様性をもたらす
ここで大事なことは「カの差」が
根源の力の創造に「動きと変化・多様性」をもたらしているという事。
「差異」が大事なのです。
この世界は「差異を意図的に生み出している」し歓迎している。
だから「同じ」モノは2つとないわけです。
創造原理がそれを嫌っているから。
つまり、誰かと同じでなくていいのです。
みんなと同じでなくていいのです。
「差異」が生まれるように我々はプログラムされているから。
全てが「同一」になったら、この世界は停止するのかもしれません。
静止・沈黙といったほうがいいのか。
つづく