どうやら第40首は雷現象のことを表で語りつつ
現象化の解説を同時に成しているらしい。
そこに登場するのがカグツチの血から生まれた神々の名というのが興味深い。
◆カタカムナ第40首を詠む
声に出して音を響かせイメージしましょう☆
【カタカムナ第40首】
マノネカタカムナ イハサクネサク
イハツツヲ マリツラネ ミカヒハヤヒヌ
タケイカツチ タケフツノムスビ
再び登場の「イハサクネサク」
第40首のウタの流れをもとに読み解いていきましょう♪
◆一音一音の示し
- イ(伝わるモノ、陰、あらゆる生命体を構成する最初の最小単位の粒子・ハジマリ)
- ハ(引き合う、正・反)
- サ(差、遮り、現象の干渉)
- ク(引き寄る、自由な)
- ネ(根、充電、充たす)
- サ
- ク
ここから音を纏めて「ことば」にして解読を
◆イハサク+ネサク とは
「イハサク」
⇒イ(生命・現象粒子=電気粒子)が引き合う正・反に 割かれ 自由に引き寄り
⇒イの正・反(サヌキ・アワ)が「カ」から割かれて自由に差をもって発生(サク)のは、
「ネサク」
⇒(マの)ネが差をもって自由にサク(咲く・裂く)からであり
あらゆる生命体を構成する最小・最初のハジマリである
現象化粒子「イ」が正・反に差をもって自由に発生(咲く)のは
ネサクの力なんだよ~って、ことらしい。
◆天空を裂く「雷光」=ネサク
雷光、これが「マノネ カタカムナ」であり
「ネサク」の可視現象(すべては相似象)なのでしょう。
確かに「マノネ・間の根」に見える!
トヨウケをヒメ、イカツチ(雷)がヒビキした時しか
見えないけど、これがカム界の力(無限の根源力)を
アマ界に吸い上げる「マの根」の姿らしい。
間の根が吸い上げた「カ」が
目には見えないながらもイハサクしているんですな。
◆剣霊の祖神 磐裂・根裂神
カグツチの血から生まれた神で
更にその子神がフツヌシ神なのだ!
イハサクネサク(磐裂根裂神)も
「火の剣」の性質をもってるらしく
”岩をも裂く剣”の要素を持っているようです。
また「岩折根折」とも云われ「サク」は
岩・根の凹凸を指すらしいので
”差を以て、複雑性を増す”様子を示しているようにも思えます。
雷という気象現象(物理現象)が
ミクロの世界での「潜象の力から現象化への動き」を示す
相似象だと思うと…感慨深いものがあるぜ~
(つづく)