メグルマノが示す「循環の間」「思考・命めぐる間」を思い浮かべつつ
次に続く「チマタムスビ」を見ると…そこには
◆カタカムナ第44首を詠む
声に出して音を響かせ感受しよう☆
【カタカムナ第44首】
カムナガラ マノハストヂノ トキオカシ
ワツラヒノ ウシカサネツミ
メグルマノ チマタムスビ ヌヒ カタカムナ
アキクヒノ ウシムカヒ マリタマ
オキサカル オキナギサヒコ
メグルマノ~「チマタムスビ」とは?
◆一音一音の示し
「チマタ」
- チ(凝縮、持続的に)
- マ(間、真、現象の間)
- タ(分かれ出る、正反発生)
「ムスビ」
- ム(無、無限、広がり、六方環境から)
- ス(一方へ進む、方向性を以って進む、透けた)
- ビ(根源から出入、最初のフトマニ・フトマリ)
ここから音の纏まり「ことば」で解読を
◆チマタ+ムスビ とは
メグルマノ~チマタムスビ と示されております。
⑤での解釈を踏まえつつ「メグルマノ」を簡潔に
⇓
「メグルマ ノ」
- 思考・指向の芽が自由に湧きだす「存在の間」
- 巡る・廻る・循環する~「現象化の間」
メグルマに変遷して~チマタをムス(発生する)ヒ
「チマタ」
- 持続的にマから正反に分かれ出て
- 凝縮したマから正反に分かれ出て
「ムスビ」
- 発生しているヒ粒子
- メグルマノチマタを発生させるヒの力
「メグルマの循環システム=生命力」ってのは
この「チ・マ・タ」ムスビ(産巣日=生成力)によって
起こされているようです。
◆「巷」を「産巣日」
チマタ=「巷」という言葉の意味は
- 道(チ)の分かれるところ(股)
- 物事の分かれ目
- 賑やかなところ
- 世間、一般世界
で、その中でも根源にあるのが「道股」なのです。
ムスビは日本神話の生成神が持つ「産巣日」の音の響きですよね。
この2つの意味を合わせると
⇓
例えば我々「人」も1つの「メグルマ(ノ)」で、
そこにある「チマタムスビの力」というと
細胞の分裂~増殖力や胎内で起きている60兆の細胞による新陳代謝とか
そういった「爆発的な生成力=生命力」みたいなものを感じるのです。
日本語ってんが恐ろしいほどよくデキた言葉だと気付き始めた私です。
(つづく)