第66首の結びの一節ですよ~
◆カタカムナ第66首を詠む
声に出して音を響かせ感受しましょう♪
カムナガラ ミツハワクムス マカタマノ アキカタフマリ
ツツウミノアナ トヨフツフミハマリ
カムナガラ ミツハワクムス ミソデマクカラミ ミカハヤビ
最初私が「カミ ハヤビ」と間違えて読んでいた部分…実は「ミカハヤビ」でした。
「カミ」も「ミカ」も一字表記だと同じなんだもの(;;)
◆一音一音の示し
「ミカ」
- ミ(実、身、実体、光、生命力の実質)
- カ(根源の力、力)
「ハヤビ」
- ハ(引き合う、正・反)
- ヤ(飽和する、飽和安定+極限崩壊、限界飽和)
- ビ(ビ>ヒ:根源から出・入、最初のフトマニ・フトマリ、アマ始源)
ここから音を纏めて「ことば」にして解読を
◆ミカ+ハヤビ とは
「カミ」ではなく「ミカ」なので、
”ミソデして環境に放射された「ミ」⇒マク・カラミの「ミのちから」というのは”
という感じで「ミの力の本質について」の話が示されると解釈中。
↓
その現象界・現象の場に現れた「ミ」の力の本質は「ハヤビ」なのです。
”正・反発生+引き合い、飽和限界まで進んだ「ヒ」の力”
だと、いうております。
更に古語で「ミカ」の意味を調べると
⇓
◆古語:「みか=甕」
古語で「みか=甕」とは、水瓶(みずがめ)や酒甕(さけがめ)などの
水類を入れる容器を指すのです。
ということは、「ミカ=ミの力の本質」は、
「ハヤビ」を入れる・溜めておく器なのです。
そして、「ハヤビ」は水状~水に近い状態にあるわけです。
私は「水(みづ)」こそ、可視化されたカム界から湧くエネルギー態だと思ってます。
その水は液体・気体・個体となって地上~地表~地中+生命・現象の間をマワリテメグルしており、海水から雲となり雷や雨・雹を発生させたり、霧にもなるわけです。
更には人体の中では血液・津液にもなるわけです(すげぇ)
「ミ」というのは「ハヤビの詰まったカプセル」みたいなものかもね。
もっと突っ込んでいうと、空洞構造効果から反重力装置を完成させてたグレベニコフ教授が語っていた「飛行時に纏っていたフォースフィールド」に通じるものかも。
◆ミカハヤビ神(甕速日神)
私が「カミハヤビ」ではなく「ミカハヤビ」が正解や!と気付いたのは
日本神話で「ミカハヤビ神」が登場していることを知ったからです(^^;
しかもその登場シーンも「ミツハ=水神」の登場シーンと深く関係している。
カグツチ(火神)を生んで大火傷を負ったイザナミが病床で苦しみながら
垂れ流した尿から「ミツハノメ(水の女神)」が生まれ、
イザナミの死を悲しみ、その怒りを以ってイザナギがカグツチの首を神剣で切り落とし殺した時にその神剣アメノオハバリの根元に着いた血が岩に飛び散って生まれた三神の1柱が「ミカハヤビ神」なのです。
万物の生成祖神の愛・悲しみ・怒り・憎しみの激しい感情と、
生れたばかりの火神の無念の死とその「血」と、
神をも斬り裂き死に至る力をもつ神剣の3つの因縁により生れた神なのです。
更にミカハヤビ神は剣神・武神・雷神である「タケミカヅチ神」の先祖でもあります。
ハヤビを包み内包する「ミ」の力というのは、
- とてつもない強大な力とエネルギーを持ち
- 生成と破壊、生と死、血の因縁の力を持つ
- 熱と光と強い感情エネルギーの塊
なのかもしれませんね。
第66首を「生命の誕生」のウタとすると
「ミカハヤビ」は”染色質を創る力”だと読み解く先輩方もいるようです。
(つづく)