この歌はもしや…国生みの場面と関係あるのか?
◆カタカムナ第72首を詠む
※声に出して音を響かせイメージしましょう
ソレマ アマウツシ アウホコアメ オホカムナガラ
アメノハシマリ ココロワク ヤマコブワケ ヒトミトリ
ムスヒメヒネ カムナガラ ウツシ タマイキコトサキ ワレメ
何を示すウタかイメージ湧いてきましたか?
◆一音一音の示し
「アマ・ウツシ」
- ア(感じる、生命、現象化)
- マ(間、真、現象界の間、受容)
- ウ(潜象界面からの発生、生まれ出る)
- ツ(集まる、個々の、津々)
- シ(示し、現象、司る、止=死)
ここから音を纏めて「ことば」にして解読を
◆アマウツシ とは
ここからは私的意訳でサクッと
- カム⇒アマへ 生命・現象の意図が写された(転写)
- ”アマ界に現し ”された
- ”アマ(大宇宙~小宇宙たる個々の生命・現象)として現し”された
『ウ界面から発生した現象粒子が集まり示されたモノ』
基本的に「アマウツシ」とは「カムに芽生えた創造意図が反映・転写されたアマ」を示していると思われますが「ソレマ・アマウツシ」はもっと特別な事を示しているのかも…という気がしてきた。
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◆ソレマ アマウツシ=天地開闢・国生み か?
「ソレマ アマウツシ」という繋がりがどうしても気になって
私なりに考えを巡らせまくっていると
次に登場する「アウホコ」というのがイザナギ・イザナミが国生みで
海を掻き回すのに使った「矛」にことに思えてきたのです。
その時 生成祖神二柱がかき混ぜた「ハジマリのウミ」にことを
「滄海(そうかい・それうみ)」というそうで
この地上に於ける万物のハジマリの海こそ
「原始の海=ヌン⇒カム界」のアマウツシじゃないでしょうか?
また、この時のハジマリの海ができたのは
軽く清く澄んだモノと重く濁ったモノとを分けたことにあるので
「ソレマ アマウツシ」はカム意によって
「ソレマ=間の分離発生」を示しているのでは!?
と思えてきたのです。
つまりですね、日本神話におけるあらゆる「アマのハジマリ」に通じる
その生成の仕組み(システム・法則)が第72首で歌われているんじゃないか、と。
(つづく)