プロ独女のライフハックブログ

BBA独女みつまるが「今」気になることを追いかけ綴る人生冒険日記

【古事記を読む】古事記・序文⑥特別な場所~「高天原の安河原」

古事記の解読・序文の第六文にいくよ~

カタカムナの解読2周目に行く前に、きちんと「古事記」を読んで理解せねば!

ということで「古事記の解読」の続きへ

 

私が「古事記を読む」為に、選んだ運命の1冊がこちら

「これにしてよかった」と思っているので、おすすめします~

 

古事記・序文①~⑤を読んでからどうぞ

安河に議りて天の下のことを平け、小濱を論ひて国土を清めたまひき。

古事記・序文より)

日本語は「音」が重要なので、この部分の読み音を確認しましょう~

”安河(やすかは)に議りて(はかりて) 天の下を平け(ことむけ)、小濱(をばま)を論(あげつら)ひて 国土を清め(しづめ)たまひき”

 

ここで何が語られているかというと、高天原での神々の会議+建御雷神vs大国主命「国譲り」の場面です。

高天原の安河原に八十万神(やそよろずのかみ)が集められ、葦原中津国の平定について話し合いが行なわれ、イザサの小浜での交渉により「国土を平定なさった」”と書き記されているのです。

 

ここで、私が注目した部分がこちら

  • 「天の下」葦原中国(地上の国=国土)
  • 「平け(ことむけ)」=平定(平静な状態にする、敵や賊を討ち世の中の秩序を回復すること)
  • 「論ひて(あげつらひて)」=交渉して
  • 「国土を清める(しづめる)」=国土を平定する
  • 「議り(はかり)」=意見を出して話し合う
  • 「安河(やすのかは)」高天原の安の河原(あまの八十河原)

 

「天下=天の下の世界」ということに、今気づいて「ドンッ」と何かが弾けた私です。

ということは「天上=天の上の界」ってことになりますよね!?

「天」と「天上」は別の界(世界・領域)だったのか~と目覚めた感じっす。

 

どうやら「葦原中津国(人間界+自然界)」の統治・支配権についての神々の会議が行なわれたようですが…「平定」という言葉が持つ「敵を討つ、従わない者を力で抑え支配する」という意味が独特な光を発して見えます…国つ神たちは異端児扱いやったのだろうか??

 

スサノオ尊の系統に入る「大国主命」というのは、やはりスサノオ尊の「縁」ということで天神たちからは煙たがれていたんだろうか…

次に出てくる「国土を清め」では「国土の浄化・最良の状態を維持」という意味が読み取れるから「禊」の力は天神の方が圧倒的に強いってことかな。

 

ここで私が一番注目したのが「安河=高天原の安河原」です!

この河+河原は天界の神々が会合する特別な場になっているのです。

神々は河原に集まり会議をするんですよ、ここ重要な意味があると思うんです。

 

出雲に神々が集まる時も「海辺・浜」にまず降り立つから…「水辺」に神々は集まるという傾向があるのは間違いない。特に何か大きな決め事をする時に水辺に集まるのです。特別な川・河原や海辺・浜に神々は集まっているのです。

だから、水辺・濃い霧・水たまり・トンネル状の雲で異世界にとぶ人たちが多いのも納得できるわ~って思ったんです。

 

「やすのかは」という音にもっと重要な意味がありそうですが、今はまだ見えておりません。「ス音」と「カ(根源の力)+ハ(引き合う正・反、波)」が含まれているから…(‘~‘)

 

高天原には「天の真名井」という聖水湧く神の井戸があるし、「安河(安河原)」という特別な河(河原)もある。天界に於いても「水」は重要な意味を持つことがうかがえる。

もしかしたら「天下(地上)の水」って「高天原の水」と直接つながっているのかもしれない。

 

(つづく)

 

 

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